観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

大須観音と商店街(名古屋その1)

久しぶりに名古屋を訪れました。

名古屋には、かつて転勤で2度(通算3年間)住んだことがあり、個人的にも懐かしさを感じる街です。

近年は名古屋駅周辺に高層ビルが立ち並び、ビジネスや商業の中心が栄地区から名駅地区へと移ってきているとか。

街は生き物なので、少し時間がたつと以前とは様変わりしていることがあります。

今回、久しぶりにJR名古屋駅に降り立ったところ、人の多さ、それも外国人の多さには驚きました。

丁度、ラグビーワールドカップの試合(ニュージーランドVSイタリア戦)が豊田市で行われる時期だったこともあるのかもしれませんが・・・。

所用の合間を縫って、まず訪れたのが「大須観音」です。

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大須観音」は、真言宗智山派の別格本山で、正式には「北野山真福寺宝生院」といいます。

本尊が聖観音で、日本三大観音の一つに数えられています。 ちなみに、残る二つは「浅草観音」(東京)と「津観音」(三重)ですね。

もともとは美濃の大須岐阜県羽島市)にあったものが、慶長17年に徳川家康によって当地へと移されたものとか。

写真の通り、なかなかに立派な本堂ですが、戦災によって焼失したものを昭和45年に再建したものだそう。

今も信仰が厚く、参拝者は引きもきりません。

この「大須観音」の門前町として発達してきたのが「大須商店街」です。

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一時は寂れかけていた商店街ですが、昭和50年代から大道芸人のパフォーマンスや電気街(アメ横ビル)、オタク街などで集客に努め、今では活気ある商店街へと変貌を遂げています。

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アーケードで結ばれた9つの商店街からなる「大須商店街」には、およそ400店舗がひしめいていて、歩いていても飽きないですね。

まるで迷路のような造りで、雰囲気としては東京の浅草に似た感じがあります。

リユースで有名なコメ兵の本店も、ここ大須にあるので、商店街の集客にはかなり貢献しているのではと思います。

商店街の装飾は結構、ド派手な感じで、昭和の香りが漂っています。

外国人観光客にも人気のスポットのようで、当日も沢山の外国人が買い物やらブラブラ歩きを楽しんでいました。

私も久しぶりに訪れたので、あちこちの店舗を覗きながらの散策は面白かったです。


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