観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

国宝・犬山城(愛知・犬山その2)

久しぶりに犬山城白帝城)に登ってきました。

この城は、1537(天文6)年に織田信康(信長の叔父)によって築城されたもの。

明治維新で城郭の大部分が取り壊され、現在は「現存天守12城」の一つである天守が残るのみとなっています。

三層四階の小ぶりな天守ですが、日本最古の様式を備えたもので、国宝に指定されている貴重なもの。 

ちなみに、国宝指定の天守は全国に5城あって、犬山城のほかは姫路城、松本城彦根城松江城となっています。

今回訪れてみると、残念なことに改修工事の真っ最中でした。

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耐震補強等とかで、2019年12月まで工事が続く予定とか。 

小ぶりながらも立ち姿が美しい天守なので、写真に収めるのを楽しみに訪れたのですが・・・。 

事前に調べておけば良かったと、ほんの少し落ち込みました。

天守の内部見学は可能だったので、気を取り直して最上階(4階)にある望楼を目指しました。

その望楼(回り縁)から撮った木曽川の写真が、次のとおりです。

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望楼の外部に回り縁があって、4方向の景色を眺めることが出来ます。

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結構高いところにあり、外に出ての見学なので高所恐怖症の人には、やや辛いかもしれません。

城の真下を流れる木曽川周辺の景観は、まさに絶景でした。

次は、城門周辺を撮った写真です。

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このあたりは、いかにも日本のお城らしい素晴らしい風景です。

また、犬山城の大きな特徴が、最近まで個人所有(成瀬氏)の城であったこと。

これは全国で唯一の事例ですね。

1617年に二代将軍・秀忠から成瀬氏(尾張藩付家老)が拝領して以降、ずっと成瀬家が受け継いできましたが、2004年に(財)犬山白帝文庫へと所有権が移されたそう。

それにしても、長年、個人で国宝の城を維持してきたというのは凄いですね。

ぜひ一度、訪れてみてください(できれば改修工事が終わってから)。

ここは皆さんにおススメします。


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