観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

桜島フェリー(鹿児島その1)

今回からは鹿児島の旅のレポートです。

鹿児島には、その昔、転勤で2年ほど住んだことがあります。 

当時の転勤族の集まりが現地で開催されるということで、久しぶりに訪れてきました。

まずは錦江湾桜島を眺めようと思い、乗ったのが「桜島フェリー」です。

f:id:kaz-sasaki:20191210222619j:image

桜島フェリー」は、鹿児島中心部(鹿児島港)と桜島桜島港)とを結ぶ航路で、国道224号の海上区間となっています。

フェリーは、およそ3.5㎞の距離を15分程度で結んでおり、毎日24時間運航しています。 旅客の料金は片道200円でした。

鹿児島に赴任していた当時、桜島錦江湾が見たくなると、しばしばこのフェリーに乗って往復の短時間クルーズを楽しんでいました。

鹿児島側から出航すると、目の前に噴火する桜島が見えて、圧巻の光景が広がっています。

f:id:kaz-sasaki:20191210223052j:image

訪れた日は少し曇ってはいましたが、雄大桜島とどこまでも蒼い海を見ることができて良かったです。

この航路には5隻ほどのフェリーが就航しています。 鹿児島側と桜島側から出航してくるので、すれ違うフェリーを見ることが出来ます。

写真は、桜島港から出港してきた「第十六櫻島丸」を撮ったもの。

f:id:kaz-sasaki:20191210222927j:image

この「第十六櫻島丸」にはドルフィンライナーという愛称がついています。 1999年の竣工で997トン、全長は54.2mあります。

なにしろ片道わずか15分ほどのクルージング。 船内に入ることもなく、デッキで景色を眺めたり、写真を撮るだけで終わってしまいました。

運が良ければ、錦江湾で泳ぐイルカの群れを見ることもできます。

かつて当地に住んでいた頃、イルカを何度が見たことがありますが、今回は姿を現してくれませんでした。 少し残念でした。

片道200円(旅客運賃)で、これほど楽しい船旅ができるのですから大満足ですね。

ちなみに、鹿児島市船舶局が出している桜島フェリーの概要によれば、平成29年度の年間旅客数は336万人(一日平均9,200人)、車両数は年間132万台(一日平均3,500台)でした。 これは、かなりの人とクルマを運搬していますね。

桜島フェリー」のクルージングは、皆さんにおススメしたいと思います。

爽快な気分が味わえますよ。


旅行・観光ランキング