現在、町なかを路面電車が走っている都市は、全国でおよそ20ヶ所ほどあります。
そのうち九州は3都市(長崎、熊本、鹿児島)で、鹿児島の路面電車が最南端となります。
近年では、旧来の路面電車をLRT(Light Rail Transit)として活用していこうとする動きが全国で出ています。
LRTは、低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、快適性などに優れた特徴をもつ次世代型交通システムのこと。
人と環境に優しい公共交通として再評価されていますね。
写真は、鹿児島で撮った路面電車です。
鹿児島の路面電車は、市営で4路線計13.1㎞を運行していますが、年間で延べ1千万人もの利用客があって市民の重要な足となっています。
路面電車が走る町は、どこかゆったり(のんびり)とした風情があっていいですね。
走る速度もさほどではないので、車窓から眺める町の景色もよく見ることが出来ます。
かつて鹿児島への転勤が決まったとき、一番楽しみにしていたのが、温泉(町なかの銭湯が天然温泉!です)と路面電車に乗ることでした(それに焼酎ですね)。
今回訪れた際も、久しぶりに路面電車に乗ってみました。
当地では、軌道敷の緑化事業を進めているので、電車が芝生のうえを走っているように見えます。
見た目も良いうえに、ヒートアイランドなどの環境対策に有効とか。
料金は170円でした。 但し、全国共通の交通系ICカード(Suica、PASMOなど)にはまだ対応していません。
仕事柄、全国のあちこちに出かけますが、最近はICカードのおかげで公共交通機関を利用する際に小銭を用意しなくて済むようになりました。
鹿児島は大が付くほどの観光都市で、あちこちから旅行者がやってきます。 是非、路面電車にも全国共通のICカードが使えるようにして頂ければと思います。
それにしても、鹿児島で乗ったLRV(低床式車両)は快適でした。
次回訪れた際にも、ぜひ乗ってみたいと思います。