観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

祇園の事始め、鍵善の和菓子(師走の京都#1)

所用があって師走の京都へと出かけました。

ここ3年ほどは、毎年この時季に通うのが恒例行事となっています。

新幹線で京都駅に着いたのが午前中で、約束の時間には少し余裕がありました。

どこかで時間をつぶそうと考えていたところ、当日が師走の13日であることに気づき、向かった先が祇園でした。

写真は「事始め」で挨拶廻りに行きかう芸舞妓さんを撮ったものです。

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「事始め」(ことはじめ)とは、花街や室町・西陣の旧家などで12月13日を1年の区切りとして、この日から正月を迎える準備を始めることをいいます。

祇園では芸舞妓さんが芸事のお師匠さん宅や馴染みのお茶屋さんを訪れて、この1年の感謝などを伝えます。

祇園の花見小路に着くと、沢山の観光客などがカメラを持って待ち構えていました。 もちろん、お目当ては挨拶廻りで行きかう芸舞妓さんです。

ニュースなどで聞いてはいましたが、中国人をはじめとする外国人観光客が確かに多かったですね。

沢山の観光客(ヤジ馬)などには目もくれず、颯爽と歩く芸舞妓さんは、なかなかに素敵だったです。

次の写真は、祇園に店を構える「鍵善良房」を撮ったもの。

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ここは、京都を代表する老舗の和菓子屋として有名ですね。 創業は、江戸中期の享保年間(1716年~1736年)だとか。

ここの名物が「くずきり」です。 これは本当に絶品です。

今回は時間の関係で、土産用の和菓子を買いました。

店内のケースには、次の写真のような菓子が並んでいました。

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今回は少し日持ちがする「おひもさん」と「東山」のセットを購入してみました。

後日、自宅で食べたところ甘さも控えめな上品な味で本当に美味しかったです。

特に「おひもさん」は、肉桂と黒胡麻が利いていて良かったですね。

店内の様子はこんな感じです。

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窓側の上部には、菓子の木型が並べてありました。

店員さんの対応も素晴らしく、この店は皆さんにおススメしたいと思います。

 
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