観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

飫肥城跡(宮崎・日南市)

年末年始の休みも、あっという間に終わって今日は仕事始めですね。

例年に比べて少し長めの休暇でしたが、前半は掃除や片付け、後半は駅伝やラグビーのTV観戦で終わってしまいました。

休み明けの仕事は、なかなか辛いですが、今年も何とか頑張りたいと思っています。

さて、宮崎・日南市の油津を訪れたあとは、飫肥(おび)へとやって来ました。

ここは伊東氏飫肥藩5万1千石の城下町で、九州の小京都ともいわれています。

写真は、飫肥城跡に建つ大手門を撮ったもの。

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樹齢100年を超す飫肥杉を使って、1978年(昭和53年)に復元されたそう。

どっしりとした櫓門で、なかなかに趣きがありました。

今回の宮崎行きでは、油津と飫肥を訪ねることを一番の楽しみにしていました。

宮崎県は神話の国で歴史が古い地域ですが、案外と城下町などの伝統的な町並みを持ったところは少ないですね。

加えて、このあたりは昔から薩摩の島津氏の影響力が強かった地域です。

しかし、島津氏と伊東氏の覇権争いの結果、伊東氏がこの地域を14代(約300年)に亘って明治初期まで治めていました。

あの強い島津氏から独立を守ったのですから、伊東氏も大した領主だったのでしょうね。

次の写真は、飫肥城跡の堀跡を撮ったものです。

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ちょうど紅葉が綺麗な時期に訪れたこともあって、周辺の町並みと溶け合った景観は素晴らしかったです。

次は、大手門を入った先の石段などを撮った写真です。

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城跡には小学校が建っていて、子供たちが元気に遊んでいました。 とても良い雰囲気で、心が和むようでした。

この飫肥の城下町の存在は、神話の国・宮崎県にとって非常に大きな財産だと思いますね。

一旅行者の勝手な言い分となりますが、出来れば今の姿(環境)のままで、次の世代へと受け継いでいって欲しいと思いました。


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