観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

とんど焼き(兵庫県太子町)

三連休は自宅でゆっくりと過ごしています。

この一週間は、賀詞交歓会や挨拶回りなどで珍しく飛び回っていました。

おかげで週末にはかなりの草臥れよう。 年始早々から体力のなさ(衰え)を実感することとなりました。 

今年は街歩きの旅を中心に、とにかく沢山歩くことで体力を維持(出来れば増進)したいと思っています。

前置きはこれくらいにして、故郷(兵庫県太子町)の知人から、この連休中に"とんど焼き"をやるよ、との連絡がありました。

"とんど焼き"は、正月に飾った松飾りや破魔矢、お守りなどを正月の終わる小正月(1月15日)に焼いて、歳神様をお送りするという年中行事(火祭り)です。

場所によっては"どんど焼き"とか"どんどん焼き"、"さいと焼き"などと呼ばれる地域色が濃い行事ですね。

"とんど焼き"が行われるのは、田んぼや河原など。

そこに竹や藁(わら)を使って櫓(やぐら)を組み、なかに松飾りなどを入れて焼き、その火にあたります。

書き初めを焼いて、高く舞い上がれば習字が上達するとも言われていました。

残り火で餅などを焼いて食べた記憶もありますね。

写真は、以前に帰省した際に撮った"とんど"です。

f:id:kaz-sasaki:20200112224531j:image

"とんど焼き"には、招福と厄払いを願うという目的があるようです。

火を付けると、あっという間に燃え上がります。

f:id:kaz-sasaki:20200112224610j:image

私の田舎では、この行事は一時廃れていましたが、近年また盛んに行われるようになってきました。

今年は残念ながら帰省できなかったですが、都会では味わえない貴重な年中行事なので、次回は参加できればと思っています。


旅行・観光ランキング