勝沼(甲州市)のフットパスを歩いている途中に、勝沼醸造を訪ねました。
ここは昭和12年(1937年)に創業された地場のワイナリーですね。
勝沼醸造の特徴は、地元の甲州産ブドウに徹底してこだわったワイン造りを続けていること。
もちろん、自前のブドウ畑も所有しています。
そのテロワール(ブドウ畑のある土地の性質等)を存分に活かした白ワイン「アルガブランカ」は、今では世界に認められるワインへと成長しています。
昔ながらの白壁の蔵を備えた立派な古民家風の建物ですね。
まるで日本酒の蔵元を訪ねたような感覚になりました。
かつてはここでワインを造っていたそうですが、現在は郊外の工場で醸造しているそう。
写真の建物は、ワインの試飲などビジターセンター的な役割を担っています。
続いて訪れたのが、少し離れたところにあるレストランテ「風」です。
勝沼のやや小高い丘に建っていて、周辺に広がるブドウ畑がよく見渡せます。
建物に入ると、高い天井がまるで教会のようでした。
オーナーが大浦天主堂(長崎)をイメージして造ったものとか。
昼時をかなり過ぎていたせいか、客席の人影はまばらでした。
ランチに合わせて注文したのが、樽発酵の白ワインです。
果実香と熟成時の樽の香りが合わさって、何とも複雑でボリュームある味わい。
とても美味しかったです。
料理も美味しくて、一人でしたが、ゆっくりと食事できました。
デザートはこんな感じでした。
晩秋のブドウ畑を眺めながら、しばらくボーっとできて、とても幸せな時間を過ごせました。
ここには季節を変えて、またワインと食事を楽しみに訪れたいと思います。