奈良と言えば、誰もが東大寺の大仏を思い起こしますね。
修学旅行などで一度は訪れたことのある人も多いと思います。
この点で東大寺は、わが国で最も有名な寺院かもしれません。
創建は8世紀後半と伝えられ、聖武天皇が国力を尽くして開基したもの。
本尊は廬舎那仏(大仏)です。
写真は金堂(大仏殿)を撮ったもの。
大仏殿の周辺は、団体の旅行客がとても多く、落ち着いて写真が撮れません。
ようやく探したのが、この位置からの撮影でした。
池の水面に映える大仏殿は堂々としていて、さすがに素晴らしかったです。
もう一枚は、芝生で休む鹿と大仏殿を撮ったもの。
奈良公園と言えば、やはり鹿を抜きには語れませんね。
大仏殿からは、さほど離れていませんが、団体客が来ないルートなので、ゆっくりと見学できます。
この堂内にある四天王立像(国宝)が好きで、ここには数えきれないくらい通いました。
個人的には、わが国に数ある仏像のなかで一押しの作品ですね(撮影禁止で、写真を載せられないのが残念です)。
今回は久しぶりに見学できて、本当に良かったです。
ちなみに四天王立像は、持国天、増長天、広目天、多聞天の4つの像をさしています。
その昔に訪れた際、受付の人から、四天王の名前はそれぞれの頭文字をとって「じ・ぞう・こう・た(地蔵買うた)」と覚えれば忘れませんよ、と教えてもらいました。
それから、かなりの年月が経ちますが、いまだにちゃんと覚えているのが何やら嬉しいです。
次の写真は、戒壇院の庭を撮ったもの。
冬枯れの静かな庭で、とても良い雰囲気がありました。
皆さんにも、四天王立像の見学と合わせて、ぜひ訪れられることをお勧めします。