観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

庄内地方見て歩きNo.8(鶴岡カトリック教会天主堂)

今日も蒸し暑い東京です。 仕事場も節電のため空調の温度設定が高め。 せめて早く梅雨が明けてくれないものか、と思うこの頃です。


さて、鶴岡市山形県)の市内に入って、まず訪れたのが鶴岡カトリック教会。

ここには赤い屋根と白亜の建物が特徴の美しい天主堂があります。


1903(明治36)年に、フランス人神父により建てられたもの。

敷地は、旧庄内藩家老・末松家の屋敷跡で、現在も立派な武家屋敷門が残っています。 洋風の天主堂と純和式の屋敷門。 この両者の取り合わせが、何とも面白いです。

設計は、日本で数多くの教会堂を手掛けたバビン神父。

天主堂の高さは23.7mと結構高い。 

造りはバジリカ型三廊式、明治ロマネスク様式建築の傑作と言われ、国の重要文化財に指定されています。

内部には、黒い聖母マリア像が安置してあり、これは世界的にも珍しいものとか。

訪れた時は、敷地内の幼稚園内で女性グループが賛美歌の練習をしていました。

庄内地方の昼下がり、何か異空間に紛れ込んだようで、得難い時間を過ごしました。

                                      (庄内の項、続く)