観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

高岡・富山まち歩きNo.4(高岡市金屋町付近の二景)

高岡(富山県)の名前は、慶長14(1609)年、加賀藩二代藩主・前田利長が高岡城を築いた際、詩経(鳳凰鳴けり彼の高き岡に)から取ったもの。高岡鋳物発祥の地、金屋町の近くを流れる千保川には「鳳鳴橋」が架かっています。写真は、その中央にある鳳鳴像…

高岡・富山まち歩きNo.3(高岡市金屋町・キューポラと煙突)

高岡市(富山県)金屋町は、約400年続いた鋳物町です。 現在では銅器の全国シェアが約90%を占め、鉄器、アルミ製品(サッシ等)なども全国的に知られています。特に「高岡銅器」は、地域団体商標にも登録される地域ブランドですね。下の写真は、旧南部鋳造所…

高岡・富山まち歩きNo.2(高岡市金屋町・千本格子の町並み)

高岡市(富山県)には、昔から金物、仏具、漆器の職人が多く住んでいます。なかでも鋳物産業は、高岡の基幹産業として栄えてきました。その起こりは、加賀藩二代藩主・前田利長が高岡の町を開いた際、近隣の7人の鋳物師を千保川の辺に招き産業化を図ったこ…

高岡・富山まち歩きNo.1(JR高岡駅周辺)

今週初め、富山の大学に「観光政策論」の講義に行ってきました。富山には、これまで何度も講義やまち歩きなどで訪れています。今回は、夕方に富山入りし、翌日の朝から久し振りに高岡市を歩いてきました。高岡市は、富山県第二の都市で、人口は18万人。ア…

帰省(兵庫県太子町・秋祭りの屋台など)

久し振りのブログ更新です。先週末、所用があって兵庫県の実家に帰省しました。ちょうど氏神様(稗田神社)の秋祭りで、いつもは静かな町なかに屋台が繰り出していました。 私の田舎の西播磨地方(兵庫県南西部)では、写真のような大きな屋台が町を練り歩き…

京都市と京都府、観光振興へ特区申請(最近の新聞報道から考えること)

一昨日(10日)の日経MJ紙に、京都市と京都府が京都市内の観光振興を目的として総合特区(地域活性化総合特区)を申請したという記事がありました。内容は、既存の建築物や文化財を観光資源として活用するための規制緩和が主なものとか。具体的には、京町家…

十勝地方見て歩きNo.16(まとめ)

昨夜、兵庫の実家から東京に戻ってきました。三連休の最終日で、新幹線は満員の盛況。 3.11震災後の旅行や消費手控えも、少し緩んできたようです。最寄りのJR姫路駅(兵庫県)周辺では、11月12、13日に行われる「B級グルメの祭典・B-1グランプリin姫路」の…

十勝地方見て歩きNo.15(中札内美術村その4)

今朝も兵庫の生家で目覚めました。今日も抜けるような青空で「天高く・・・」の秋が実感されます。秋祭りの太鼓の音が、風に乗って微かに聞こえてきます。昔は余り好きではなかった田舎の暮らしが、歳を経て自分に合っているように感じてきました。 不思議な…

十勝地方見て歩きNo.14(レストラン・ポロシリ、中札内美術村その3)

昨日の夜から兵庫の実家に帰省しています。今朝の関西は、抜けるような青空。 とても良い天気で、一年で最も過ごしやすいシーズンを迎えています。田舎は、今日・明日と秋祭りです。 こちらのお祭りは、大きな屋台がでて練り歩くという威勢のよいもの。祭り…

十勝地方見て歩きNo.13(小泉淳作美術館・中札内美術村)

十勝にある中札内美術村は、柏の木立ちのなか、点在する美術館を木道でつないでいます。木道のそばには彫刻などが置かれ、森林浴をしながら散策ができます。 今回、ここを訪れたのは小泉淳作美術館を見るため。 小泉淳作は、京都・建仁寺(双龍図)、鎌倉・…

十勝地方見て歩きNo.12(中札内美術村・中札内村)

帯広からクルマで40分ほどのところに中札内美術村があります。ここは鬱蒼とした柏の森に、幾つかの美術館やレストラン、売店などが点在しています。美術館は、洋画家の「相原求一郎美術館」、日本画家の「小泉淳作美術館」、彫刻家・坂東優の「夢想館」など…

十勝地方見て歩きNo.11(おびひろ極上水・帯広市)

10月に入って、涼しくなってきました。 秋も、いよいよ本番ですね。先週は、2件の講演依頼がありました。どちらも大学から。 一つは、富山県の大学の特別講義で、久しぶりに初冬の立山が見られそう。もう一つは、神奈川県の大学で「大山詣で」を昔のような…