観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本の食文化を世界無形遺産に、農水省、登録申請へ」(今朝の新聞報道から)

今日の朝刊で気になったのが標記の記事。原発事故の影響で、日本の食・農林水産物の信認が揺らいでいるなか、それらへの信認・価値の回復・向上を図ることが目的のひとつとか。世界無形遺産は、世界自然遺産や文化遺産の「無形文化財版」で、国内では「歌舞…

庄内地方見て歩きNo.8(鶴岡カトリック教会天主堂)

今日も蒸し暑い東京です。 仕事場も節電のため空調の温度設定が高め。 せめて早く梅雨が明けてくれないものか、と思うこの頃です。 さて、鶴岡市(山形県)の市内に入って、まず訪れたのが鶴岡カトリック教会。ここには赤い屋根と白亜の建物が特徴の美しい天…

庄内地方見て歩きNo.7(玉川寺)

今日の東京は良く晴れました。 気温もかなり高く、6月からこれでは盛夏が思いやられます。 さて、羽黒山を後にして向かったのが玉川寺(ぎょくせんじ)。羽黒山の麓にあって、開山約760年の歴史的古刹(曹洞宗の禅院)です。 ここの庭園は、1450年代…

庄内地方見て歩きNo.6(羽黒山鐘楼)

久しぶりのブログ更新です。先週末から地方に出かけていました。 とても暑かったですが、昨夜、東京駅に着くと案外と涼しいので一安心。節電のなか、今年は少しでも涼しい日が続くと嬉しいのですが・・・。 さて、庄内地方見て歩きの続きです。羽黒山三神合…

庄内地方見て歩きNo.5(羽黒山三神合祭殿)

今朝の東京は、快晴となりました。 青空を見るのは、久し振りです。気温も高く、節電を強いられる今夏の先行きが思いやられますね。 さて、羽黒山(山形県)の続きです。杉並木の終点にあるのが、羽黒山三神合祭殿。 出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の各山…

庄内地方見て歩きNo.4(庄内おばこ)

今日の東京は、終日、雨模様。 家に籠って読んでいたのが、佐伯泰英『居眠り磐音・江戸双紙』第5巻。このシリーズは、読みだすと止まらなくなるのが難点。 それほどに面白い時代小説です。 さて、羽黒山の続きです。羽黒山五重塔付近で「庄内おばこ」の格好…

庄内地方見て歩きNo.3(羽黒山五重塔と爺杉)

羽黒山(山形・鶴岡市)の参道「一の坂」の上り口にあるのが羽黒山五重塔です。 高さ29mの三間五層柿葺木造で、国宝に指定されているもの。現在の塔は、約600年前に再建され、東北では最も古いと言われています。また、ミシュラン・グリーンガイド・ジ…

庄内地方見て歩きNo.2(羽黒山杉並木その2)

羽黒山(山形県)参道の杉並木の続きです。参道の起点「随神門」から少し下ったところに、小さなお社が幾つか固まって建っていました。 お社のそばでは、何人かの若い人たちが草ひきをしていました。 この参道は、こうした人たち(たぶん、ボランティア)に…

庄内地方見て歩きNo.1(羽黒山杉並木)

週初めの東京は梅雨空で始まりました。 通勤沿線の紫陽花が、とても綺麗に咲いています。紫陽花には、やはり雨が似合いますね。 さて、今回から山形県の庄内地方を巡ります。庄内は、小説家・藤沢周平(鶴岡市出身)の作品の舞台、海坂藩のモデルであり、か…

佐賀焼き物散歩No.15(有田陶磁の里プラザ)

佐賀県今朝の東京は雨模様。 梅雨らしい天気となりました。土曜日ですが、朝から仕事場に来ています。 拙著の版元・学芸出版社の編集者から連絡があって、3.11の震災関連の緊急インタビューを本にしたいとのこと。 http://www.gakugei-pub.jp/higasi/i00…

「世界農業遺産に佐渡と能登が登録へ」(昨日の新聞報道から)

昨日の新聞で、観光振興や地域ブランドの面からも注目される報道がありました。それは、佐渡市(新潟県)と七尾市など4市4町(石川県・能登半島)の2ヶ所が、世界農業遺産に日本から初めて登録される見通しになったとのこと。世界農業遺産とは、地域環境…

佐賀焼き物散歩No.14(有田・源右衛門窯)

有田・内山地区の次に向かった先が、少し離れた源右衛門窯。開窯250年余の伝統ある窯元です。 日本の磁器は、1616年に朝鮮人陶工・李参平が有田東部の泉山で白磁鉱を発見したのが始まり。これにより有田は、磁器発祥の地となりました。有田焼は、次の…

散歩道で見かけた紫陽花など

昨日の日曜日は、梅雨の間の晴れ間。午後から自宅の周辺を散歩しました。写真は、最寄駅近くの線路際で撮った紫陽花です。 まだ咲き始めですが、とても綺麗でした。この沿線には、紫陽花が沢山植えてあり、この季節の通勤時の楽しみとなっています。下の写真…

佐賀焼き物散歩No.13(有田・トンバイ塀のある裏通り2)

有田のトンバイ塀のある裏通りの続きです。有田陶磁美術館、辻製磁社を過ぎて、裏通り沿いにトンバイ塀を追いかけていきました。そこに工場らしき建物が、急に現れてきます。その入り口に建っているのが、下の写真の建造物。 ここは「岩尾磁器工業上有田工場…

佐賀焼き物散歩No.12(有田・トンバイ塀のある裏通り)

今朝の東京は、気持ちよく晴れました。 梅雨も中休みといったところです。 有田陶磁美術館(佐賀)付近の裏通りには、トンバイ塀が沢山残り独特の景観を生み出しています。 トンバイ塀とは、登り窯を築くために用いた耐火煉瓦(トンバイ)の廃材や使用済みの…

佐賀焼き物散歩No.11(香蘭社有田本店)

今日も曇り空の東京です。金曜日は、通勤電車も比較的空いています。 週の後半になるほど、混雑が収まってくるのが不思議ですね。 さて、佐賀焼き物散歩の続きです。 過去のブログを読み返してみると、焼き物散歩と言いながら、触れているのは町並みや建物の…

佐賀焼き物散歩No.10(有田内山の伝統的町並み)

6月に入って東京は曇り空。 いよいよ梅雨本番ですね。 さて、有田内山地区(佐賀県)の続きです。ここは陶磁器生産の拡大に伴い、江戸初期に形成された製磁町です。当時設けられていた上の番所から下の番所まで、約2kmにわたって伝統的町並みが続いてい…