観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

福岡の屋台で「オーバーツーリズム」について考える(福岡その4)

福岡では、地元在住の知人と夕食したあと、一人で那珂川べりを散歩しました。 写真は、橋の上から中洲方面を撮ったもの。川面にネオンが映える様子は、いつもながら、なかなかの風情でした。 福岡へ出かけるたびに立ち寄るのが、川端にある屋台街です。 今回…

宗像大社・辺津宮の景観&神宝館の展示など(福岡その3)

福岡市内から宗像大社(辺津宮)へは、市内の天神から出ている特急バスに乗りました。片道1時間ほど(料金1,000円)の行程です。 帰りも特急バスを利用したので、時間の制約もあり、現地での滞在時間はおよそ2時間ほどでした。 最近は、どこへ出かけても外…

宗像三女神降臨の地・高宮祭場【宗像大社・辺津宮】(福岡その2)

宗像大社(辺津宮)には、宗像三女神が降臨されたという「高宮祭場」があります。 ここは全国でも数少ない古代祭場の一つですね。 そして辺津宮の神域では、最も神聖な場所の一つとして今日まで崇められきました。 神道では、奈良時代に入るまでは社殿がなく…

宗像三女神の宗像大社【辺津宮】(福岡その1)

所用があって福岡へと出かけました。 昨年の初秋にも福岡を訪れているので、およそ1年ぶりの訪問となります。 せっかく出かけるならと地図を眺めていると、宗像大社が目に留まりました。 福岡市内からは少し離れていますが、時間的には何とかお参りできそう…

広島名物「お好み焼き」&「もみじ饅頭」(広島その9)

広島での夜は、旅の仲間と居酒屋で一杯やりました。そこそこ呑んだあと、少し物足りなかったので、向かった先は「お好み村」。市内中心部の新天地にあります。 ここは戦後まもなくの屋台群がルーツ。お好み焼きの専門店街ですね。 現在の建物になったのは199…

恒久平和へのシンボル「原爆ドーム」(広島その8)

広島城を見学したあとは、原爆ドームへと向かいました。 元安川のたもとにある原爆ドームは、1945年8月、広島市に投下された原子爆弾の悲惨さを今に伝える被爆建造物です。 もともとは1915年に竣工した広島県物産陳列館で、チェコ人建築家のヤン・レツルが設…

復元された外観が見事な広島城(広島その7)

宮島を見たあとは、広島市内へと戻ってきました。JRの在来線に揺られて、およそ30分ほどの行程です。 JR広島駅前からは路面電車に乗って、広島城へと向かいました。 広島城は、もともと毛利輝元が太田川河口のデルタ地帯に築いた平城(ひらじろ)ですね。 19…

表参道商店街と"かきめし"【宮島】(広島その6)

宮島では名物の"あなごめし"と"かきめし"の両方を食べてみたいと思っていました。 写真は、宮島の表参道商店街です。 フェリーを降りた観光客が厳島神社参詣の際に必ずといってよいほど通る商店街ですね。 ここには"もみじまんじゅう"などの土産店や"…

絶景の弥山へ【宮島】(広島その5)

厳島神社に参拝したあとは、弥山(みせん)へと向かいました。 弥山は、厳島神社の背後にそびえる標高535mの山で、古くから信仰の対象となっています。宮島には何度か訪れたことがありますが、弥山に登るのは今回が初めてです。 弥山には幾つかの登山コース…

立ち姿が美しい大鳥居【厳島神社】(広島その4)

宮島の景観のなかで最も印象深い建造物といえば、なんといっても厳島神社の大鳥居でしょうか。 社殿からおよそ200m離れた沖合に立ち、大きさと形、それに色彩(丹塗り)とが相まって、その姿はこれぞ宮島という輝きを放っています。 現在の鳥居は、創建時か…

丹塗りも美しい厳島神社(広島その3)

厳島神社は安芸国の"一の宮 "であり、全国に約500社ある厳島神社の総本社です。また世界文化遺産として登録されています。 創建は593年と古く、平家の守護神として尊崇され、平清盛によって現在の海上に建つ大規模な社殿が整えられました。 宮島全体が神の…

宮島・町家通りで"あなごめし"(広島その2)

久しぶりに広島を訪れました。 東京から広島へは、飛行機で行くか、はたまた新幹線に乗るかで、ちょうど迷う距離ですね。 今回は、本数が多いことから新幹線にしました。乗車時間は4時間ほどもかかりますが、私は"鉄分がやや多め"(=鉄道好き)なので退…

十勝の土産はシナ(菩提樹)の純粋ハチミツ(北海道・十勝その9)

今回、北海道・十勝を訪れるにあたって、ぜひとも買いたい土産がありました。土産といっても自分用なのですが・・・。 それは国産純粋ハチミツです。 いま国内で流通しているハチミツの約94%は輸入されたものとか。国産の、しかも純粋ハチミツは、なかなか…

柏林に点在する美術館・中札内美術村(北海道・十勝その8)

北海道・十勝地方に出かけると、必ずといってよいほど訪れるのが中札内美術村です。 運営するのは六花亭。画家・坂本直行(坂本龍馬につながる家系とか)による草花の絵をモチーフにした包装紙で知られる、菓子業者ですね。 広い(145千㎡)柏の林のなかに美…

広島に出かけました(広島その1)

所用で広島に出かけていました。 広島を訪れたのは本当に久しぶり。 街並みは整備されて、緑の多い、住み良さそうな街となっていました。路面電車が街なかを走る風景は、癒されるようでとてもいいですね。 宮島にもでかけましたが、外国人(西洋系)観光客が…

北海道ホテルとモール温泉など(北海道・十勝その7)

十勝・帯広に来るたびに宿泊しているのが「北海道ホテル」です。 自然に囲まれて、庭にはリスや小鳥が遊びに来る、そんな恵まれた環境に建っています。 もともとは、1899年に創業された「北海館」が前身で、1995年に「北海道ホテル」としてオープンしたそう…

地元の人たちに招かれたジンギスカン・パーティ(北海道・十勝その7)

前回の続きです。 帯広の中心街「北の屋台」の料理店で、たまたま地元のシニア男性4人組と同席しました。いろいろ話をしているうちに、翌日昼にジンギスカン・パーティをやるので一緒にどうぞ、とお招きを受けることになりました。 どうやら、十勝の観光や…

夜の賑わいの仕掛け・帯広「北の屋台」の魅力(北海道・十勝その6)

十勝・帯広を好きな理由の一つが、「北の屋台」の存在ですね。 私は帯広に出かけるたびに「北の屋台」を訪れては、何軒か ”はしご” するのを楽しみにしています。 「北の屋台」は、帯広の中心部にあって、元々は駐車場だった土地を活用して出来た常設の屋台…

自然満喫の「ピョウタンの滝」と「岩内仙峡」、とにかく広い「八千代牧場」(続き)(北海道・十勝その5)

前回の続きです。 「ピョウタンの滝」を満喫したあとは、「岩内仙峡」へと向かいました。 「岩内仙峡」(帯広市岩内町)は、日高山脈の山麓(日高幌尻岳)で、岩内川上流域の渓谷にあります。「ピョウタンの滝」からは、案外と近かったですね。 十勝地方では…

自然満喫の「ピョウタンの滝」と「岩内仙峡」、とにかく広い「八千代牧場」(北海道・十勝その4)

今回出かけたのは、お馴染みの十勝地方。そこで旅立つ前に、これまでまだ訪れたことがない名所や観光スポットを探してみました。 ネット検索してピックアップしたのが表題にある3ヶ所です。 そのいずれもが、さほど全国的な知名度はないものの、十勝地方で…

建て替えられた「幸福駅」の駅舎(北海道・十勝その3)

幸福駅(帯広市幸福町)は、旧国鉄広尾線(帯広~広尾間84.0㎞)にあった駅ですね。1987年に同線が廃止され、それとともに幸福駅も廃駅となりました。 この幸福駅が全国に知られるようになったのは、1973年に放映されたNHK「新日本紀行」の「幸福への旅~帯…

広い畑にポツンと佇む ”Cafe ある” (北海道・十勝その2)

北海道・十勝の大地は、途方もないほどの広さがあります。当地を訪れたある日の午後、レンタカーを駆って中札内周辺をあちこち巡っていました。 夕方近くになって、どこかで休憩したいと思いましたが、周辺は畑作地ばかり。本当に何もありません。人もクルマ…

ばんえい競馬 in 帯広(北海道・十勝その1)

初秋の北海道・十勝地方(帯広市など)を歩いてきました。十勝を訪れたのは本当に久しぶりです。 北海道で一番好きな場所はと問われれば、私なら躊躇なく十勝地方(帯広市など)と答えます。 ”十勝晴れ”と言われるほどの日照時間の多さ、広大で色とりどりの…