有田・内山地区の次に向かった先が、少し離れた源右衛門窯。
開窯250年余の伝統ある窯元です。
日本の磁器は、1616年に朝鮮人陶工・李参平が有田東部の泉山で白磁鉱を発見したのが始まり。
これにより有田は、磁器発祥の地となりました。
有田焼は、次の三つの様式に分かれます。
一つが「柿右衛門様式」で赤絵が特徴。 二つめが「鍋島様式」で、先に伊万里の項で書いたように鍋島藩(佐賀藩)の御用窯として発展したもの。 そして三つめが「古伊万里様式」で、「柿右衛門」「鍋島」を除く幕末以前の有田焼全てが含まれます。
この源右衛門窯は、「古伊万里様式」を現代風にアレンジした作風で知られる窯元です。
ギャラリーに置いてある磁器は、素人目にも素晴らしいものばかりでした。
でも如何せん高額で、なかなか手がでません。 折角、訪れたのに残念でした。
下の写真は、庭の水受けとして使われていた大きな磁器です。
大きさ、色合い、模様、いずれも素晴らしく、つい写真を撮ってしまいました。