今回の旅では、伊勢からほんの少し足を延ばして、志摩観光ホテルに宿泊しました。
賢島にある志摩観光ホテルは、当地を代表するリゾートホテルですね。
開業したのは、1951年。
広大な敷地のなかに、有名建築家である村野藤吾が設計した「ザ クラシック」(1969年築)など3棟が建っています。
写真は「ザ クラシック」を撮ったもの。
その設計コンセプトは「環境との対比・共存」とか。
銅板張りの蒼い庇が特徴的で、周辺の豊かな自然環境と調和して建つ姿は、とても見事でした。
このホテルの売りは、小さな島や岬が複雑に入り組んだ英虞湾の眺望の素晴らしさと、アワビなど魚介類の料理の美味しさにあります。
山崎豊子の小説『華麗なる一族』の冒頭の舞台になり、また2016年の先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)の会場となったことでも知られています。
今回、宿泊したのは「ザ クラシック」。 サミットの前に改装されたこともあって、清潔で綺麗な部屋はとても居心地が良かったです。
夕方に到着すると、日没までゲストラウンジで過ごしました。
その時に撮ったのが次の写真です。
日没は、こんな感じでした。
写真の出来は、いまひとつですね。
でも、ここから眺める英虞湾やサンセットの景色は、何といっても素晴らしかったです。
翌朝は、別棟の「ザ ベイスイート」(2008年築)まで出かけました。
二つの宿泊棟の間には、およそ2千坪の広大な庭園が広がっています。
「ザ ベイスイート」へは、鳥の声を聴きながら、庭園内の橋を渡ったり、神社(金刀比羅宮)にお参りしたりしながら歩いていきました。
サミットの際には、この屋上庭園で参加した首脳の記念撮影が行われたそう。
緑に覆われた陸地と、遠くにも見え隠れする青い海とのコントラストは、とても雄大で心地よい景観でした。
最後の写真は、サミット会議が行われた円卓です。
これは、もう一つの別棟「ザ クラブ」(1951年築)に展示されていました。
(次回に続きます)