稜線がなだらかに整った山の様子は、別名を「薩摩富士」と呼ばれるのも頷けますね。
「開聞岳」は、深田久弥の「日本百名山」の一つに選ばれています。
標高は924m。
「日本百名山」は、おおよそ1,500m以上の高さを持つ山々から選んでいるそうですが、その例外が「開聞岳」(924m)と「筑波山」(877m)の2座です。
まあ、「山高きをもって尊しとせず」ということでしょうか。
この2座が有する ”山としての品格”(?)が、物理的な高さの基準を上回ったということでしょう。
「開聞岳」周辺には他に山がなく、薩摩半島の南端部では、ほぼどこからでもその姿を見ることができます。
こういう秀麗な山を毎日見ながら生活できるというのは、本当に幸せだと思いますね。
その昔、転勤で鹿児島に住んでいたころは、地元の人たちと一緒に屋久島や霧島周辺の山によく登っていました。
でも残念なことに「開聞岳」には登ったことがありません。
「開聞岳」には、らせん状の登山道が整備されていて、片道約4㎞を3時間程度で登れるそう。
初心者でも大丈夫そうなので、いつかは「開聞岳」登山をやろうと、ひそかに考えているところです。