観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

千年の歴史をもつ「輪島朝市」(能登その6)

久しぶりのブログ更新となりました。

先日の三連休は、家に籠って本を読んだり、調べ物をしたりと、ノンビリ過ごしていました。

先週初めの台風襲来で通勤に苦労したこともあって、せっかくの連休でしたが外出する気力が出ませんでした。

今週は4日間出勤すれば、また三連休なので、何とか頑張りたいと思います。

さて、奥能登の旅の続きです。

今回の旅では輪島で宿をとり、翌朝に「輪島朝市」を見て来ました。

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この朝市は、市内の河井本町通り(朝市通り)で、ほぼ毎日、朝8時から昼頃まで開かれています。

平安時代から続く朝市と歴史は古く、今も沢山の露店が並んでいます。

ここで売るのは、近郊の農家や漁師町のおばちゃん達が多いですね。

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今回の印象としては、もう一つ賑わいが少ないように感じられました。

訪れた曜日と時間帯のせいでしょうか。

その昔、訪れたときは、もっと沢山の露店と客で賑わっていたように思ったのですが。

それでも、野菜や魚介類、民芸品など多種多様なものを並べている露店を見て歩くだけでも楽しかったです。

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今回は、のどぐろ(魚のアカムツです)の一夜干しを売っている露店が多かったですが、ちょうど旬の時期ですね。

のどぐろは夕食時に頂くことにして、今回は、手作りの ”ぞうり” などを買いました。

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「輪島朝市」は、日本三大朝市の一つと言われています。

因みにあとの二つは、飛騨高山と勝浦(または呼子)となります。

私は、地方に行くと出来るだけ、そのまちの市場(いちば)や朝市などを訪れることにしています。

最近の特徴は、地元客が少なく、観光客が専らの市場などが多くなってきたことですね。

でも観光客ばかりとなると、市場や朝市の魅力は大きく減退してしまいます。

地元住民が支持する買い物の場でないと、そのうち観光客にも飽きられてしまい、次第に寂びれていくことになると思うのです。

「輪島朝市」も、地元客と観光客とのバランスをとりつつ、互いが交流できる場となるように運営して頂ければと願っています。


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