観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

アンコール遺跡見て歩き#19(シェムリアップの街角風景)

楽しかったアンコール遺跡見て歩きも、そろそろお仕舞いです。

アセアン諸国のなかでも、政変等の影響で経済発展がやや遅れ気味のカンボジア。でも、訪れた感じでは、街なかは綺麗だし、食べ物も美味しいし、人は優しいしで、とても良い印象を受けました。

気がついたことは、ここは"ハンモック文化"だということですね。訪れたのが丁度、休日で、アンコール・ワットの堀の周りなどには市民がハンモック持参で遊びに来ていました。皆、ハンモックに揺られたり、食事をしたりで、その優雅な休日の過ごし方に、少し羨ましくなりました。街なかにも、ハンモックを売っている店が沢山あります。東南アジアの他の国では余り見られない光景(私の知る限り)で、密かにカンボジアは"ハンモック文化"だと思っています。

次の写真は、カンボジアの風景を撮ったもので、これまで紹介しなかったものです。自分の記録用として載せておきたいと思います。

一つめは、水牛の群れ。少し郊外に出ると、こんな風景となります。

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次は僧侶を乗せたトラクター。さすがに、ここは仏教国です。

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三つめは、トゥクトゥクシェムリアップではお馴染みの風景ですね。

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四つめは、アンコール・ワットで見かけたお土産屋さん。雑然としたなかにも色彩感があって、何とはなく絵になっています。

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最期はシェムリアップの街角のジュース屋さん。果物の陳列が、これまた絵になっていました。

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シェムリアップでの街歩きは、いろいろなものに出会えてとても面白かったです。


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アンコール遺跡見て歩き#18(巨樹と神秘性のタ・プローム続編)

"タ・プローム"は、キラー・ツリーと言われるスポアン(榕樹)に侵食されて、崩壊の一途を辿っているようでした。中央祠堂の近くには、よく知られた景観があります。

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見るからに強烈なインパクトですが、スポアン(榕樹)の根のうえに、さらに別の植物の根が張り巡らされて出来たものとか。自然の造形の凄さに驚嘆しました。少し引いて全体を撮ったのが次の写真です。それにしても、この巨樹の幹とか根は、一体どうなっているのやら・・・。

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一方、中央祠堂の周りには美しいデバター(女神)像が沢山残っています。彫りが深く精緻な造りで、見ているだけで心が和むようでした。

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なかには、こんな彫像もありました。恐竜ですかね。その昔、この辺りにいた恐竜でしょうか。少し漫画的で、いいですね。これも和みます。

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神秘的な異空間とも言える"タ・プローム"では、映画のロケも行われています。アンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥーム・レイダー」(2001年公開)、それに英仏合作の「トゥー・ブラザーズ」(2004年公開)の2本が有名ですね。

旅が日常生活からの脱却だとすれば、これほど神秘的でインパクトを受ける旅先は少ないのではないでしょうか。アンコール遺跡のなかでも、特に"タ・プローム"はお薦めです。

 

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アンコール遺跡見て歩き#17(巨樹と神秘性のタ・プローム)

アンコール遺跡のなかでも、とりわけ特異な状態に置かれているのが"タ・プローム"です。アンコールの多くの遺跡で修復作業が進められていますが、ここ"タ・プローム"は樹木の除去や建造物の修復がなされないまま現在に至っています。

ここでは、大自然の力が人工的な建造物を押しつぶしていく様子が目のあたりにできるとのこと。ぜひ自分の目で確かめたいと思い"タ・プローム"を訪ねました。

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"タ・プローム"は、1186年の創建時には仏教寺院でしたが、後にヒンドゥー教へと改宗されたとか。

東西1,000m、南北700mの周壁に囲まれた敷地には、かつて5,000人ほどの僧侶と600人ほどの踊り子が住んでいたと伝えられています。

アンコールが衰亡して、この寺院も密林に埋まりました。そして、その長い眠りから目覚めたときには、寺院の建造物がスポアン(ガジュマル)の巨木に押しつぶされそうになっていたそう。

入り口はアンコールでは珍しく苔むして、荒れた様子でした。

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遺跡の内部は、かなり崩壊が進んでいます。

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巨樹が建造物を押しつぶす様子は衝撃的でした。大自然の力の凄さを実感しますね。

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でも間近に身を置くと、他にはない神秘的な雰囲気が感じられて、とても魅力的な遺跡でした。

これを今から修復することは、とても難しいでしょう。でも、このまま放置して崩壊してしまうのは如何にも勿体無いです。何とか現状を維持出来ないものかと強く思いました。


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シンガポール街歩き#214(ベイエリア遠景・光のショー"ワンダー・フル"

この写真は、今夜撮ったベイエリア遠景です。ちょうどマリーナ・ベイ・サンズで、光のショー"ワンダー・フル"をやっていました。"ワンダー・フル"は、毎晩 20時と 21時半(金・土曜は 23時も)に行なわれています。

いま写真撮影の修行中なので、この夜景は格好の被写体となっています。もっと腕を上げたいのですが、写真撮影はかなり難しいですね。人生、なかなかです。

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アンコール遺跡見て歩き#16(アンコール・クッキーとマンゴーかき氷)

かつて、あるTV番組でカンボジア特集を見たときに、"カンボジア・クッキー"が紹介されていました。アンコール・ワット型の手作りクッキーで、日本人女性が、カンボジア人による本物のカンボジア土産を作るべく2004年に開発・開業したものとか。実際に自分の目で確かめるべく、まちなかにある店舗を訪ねました。

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現地産の材料(カシューナッツやヤシ砂糖など)を使ったクッキーは、甘みも優しくて美味しかったです。土産に幾つか買い求めました。

店の外観や内部は、こんな感じです。

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カフェが併設されていたので何気なく入ると、メニューに"マンゴーかき氷"がありました。このかき氷、マンゴーそのものと言う感じで、とても美味しかったです。

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域外からやってくる旅行者向けに、地元産の材料(食材)を使い、現地で生産し販売する。地域経済振興のお手本のようなプロジェクトです。それを日本人女性がカンボジアでやっていることに、とても嬉しくなりました。

ともあれ、"マンゴーかき氷"の味は秀逸でした。クッキーもさることながら、こちらも美味しかったです。


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アンコール遺跡見て歩き#15(アンコール最古のロリュオス遺跡群)

記事が飛び飛びとなりましたが、アンコール遺跡訪問記の続きです。

今回取り上げるのはロリュオス遺跡群。シェムリアップの郊外にあって、アンコールでは最古の遺跡です。ここでは3つの遺跡を訪れました。

最初に見学したのは"ロレイ"。893年に創建されたヒンドゥー教寺院です。もともとは、大きな貯水池の真ん中にあった小島に建てられたものだそう。当時は船でお詣りしたとか。今は池の水も涸れ、歩いて行けます。

4基の祠堂が残されていますが、どれも損壊が激しく修復中でした。一目見るだけで痛々しく、勿体無さが伝わってきます。

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祠堂には金剛力士やデバター(女神)の見事な彫像がありました。

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次に訪れたのは"プリア・コー"。879年の創建で、アンコール遺跡のなかで最古の寺院です。ここは保存状態も良いようで、綺麗な外観が印象的でした。

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東西500m、南北400mの周壁に囲まれた小ぶりの敷地で、基壇には6つの祠堂が並んでいました。f:id:kaz-sasaki:20170221150644j:image

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ここにも、なかなか見応えのある金剛力士像が彫られていました。

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こじんまりとした美しい寺院で、落ち着ける雰囲気がありました。ここは訪れて良かったです。

最後に訪れたのは"バコン"。881年の創建です。ここは、環濠を巡らせた最初のピラミッド式寺院として知られています。

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規模も大きく(東西900m、南北700m)、5層のピラミッド型の基壇上に紅色砂岩造りの祠堂が1基載っています。なかなか堂々とした造りで、苦労して祠堂まで登るとこんな眺めでした。

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ロリュオス遺跡群は、アンコール最古の寺院群でもあり訪れて良かったです。この3遺跡のなかでは、こじんまりとして美しい"プリア・コー"が一番のお薦めですね。 


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シンガポール街歩き#213(タンジョン・パガーの果物屋さん)

日本から無事にシンガポールに戻ってきました。帰った早々の今夜は、タンジョン・パガーのとあるレストランで会食でした。

会食が終わってから立ち寄ったのが、タンジョン・パガー・ロード沿いの果物屋さん街(と言っても数軒です)。この近くまで行くと、必ず立ち寄って果物を調達します。

日曜日の夜遅くだったので、開いている店は少なかったです。開いていた果物屋さんの店頭は、こんな感じです。

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そろそろドリアンのシーズンですかね。ドリアンの有名ブランド"猫山王"(1kg 28s$)も売っていました。後ろに山積みされている無名ブランドものが1kg 14s$なので、値段は倍もしますね。ドリアンは、今のところ食べず嫌い。でも当地にいるあいだに、一度は食べてみたいと思っています。

ところで今夜買って帰った果物は、これです。

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マンゴーは、3個で8s$でした。少しは安く買えた感じです。もう一つは、ロンガン(龍眼)。ライチーに似ていて、ジューシーで甘い果物です。これは1kg 8s$でした。併せて16s$、まあまあの買い物でした。

そして、帰る際に撮ったのが次の写真です。

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2016年に開業したばかりの"オアシア・ホテル・ダウンタウン。赤みを帯びたビルで、とても目立っていました。

今夜も何だか楽しかったです。

なお、今回の写真は珍しくiphoneで撮りました。


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