観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

高岡・富山まち歩きNo.12(瑞龍寺その3)

今日は祭日で、久しぶりに一日、家にいました。

我が家のシンボルツリー「ヤマボウシ」が随分と色づいてきました。

この木は、山に行けば自然に生えている雑木ですが、新緑、花、実、紅葉と年に何度も楽しませてくれます。

居間から、この木を眺めていると、世事に追われる毎日を忘れてしまいますね。

木が持つ癒し効果は、大したものです。


さて、高岡(富山県)は瑞龍寺の続きです。

写真は、国宝・法堂を撮ったもの。


明暦年間(1655〜57年)の築で、伽藍のなかでは最大の建物(建坪186坪)です。

法堂は、禅宗以外では講堂と呼ばれ仏教教義を講義する場所ですね。

この建物は、総檜造りの入母屋造、銅板葺き。

加賀藩二代藩主・前田利長の位牌を中央奥に配しています。


下の写真は、大庫裡のなかの竃です。


この寺院は、伽藍配置と言い、一つひとつの建物と言い、誠に優れた造形美を持っています。

確かに一見の価値がありました。

高岡の奥深さが、よくわかる歴史・文化遺産の一つです。

                            (高岡の項、続く)