今朝の東京は、よく晴れました。
日曜日ですが、仕事場にでています。
久し振りの休日出勤。 集中して仕事ができそうです。
城跡近くに大正ロマン館があります。
1923(大正12)年築の洋風建築物で、1992(平成4)年まで約70年間に亘って篠山町役場として使用されたものとか。
煉瓦の腰台に、屋上には火の見櫓を設け、なかなかモダンな意匠です。
今は、観光案内所と特産物等の売店などに使われています。
まちなかを歩いていると、目につくのが丹波の特産物を売る商店。
当地の特産物ブランドとしては、丹波黒大豆、丹波大納言小豆、丹波栗、丹波松茸、丹波猪肉などが有名ですね。
特に黒大豆は、篠山発祥の在来種を県が「丹波黒」と名付けて、米に代わる奨励品種とした高級食材です。
ところが、篠山以外でも広く栽培されるようになり、篠山産をいかに差別化していくかが、当地にとって大きな課題でした。
そこで、現在、篠山市では「丹波」ではなく、あえて「丹波篠山」の名称にこだわることで特産物のブランド化を推進しています。
その成果の一つが、「丹波篠山黒豆」が地域団体商標(商標法)として認定(登録査定)されたこと。
一般の消費者にとっては、大して違いのないような話かもしれません。
でも、地域ブランドの視点からは非常に大事なこだわりです。
むしろ、これなしでは篠山の特産物ブランドを守っていけないという程、重要なものと言えます。
黒豆だけでなく、それ以外の特産物にも「丹波篠山」の名称を普及させる(登録していく)ことが、篠山にとって極めて大事なブランド戦略になっていくと思います。
(丹波篠山の項、続く)