篠山盆地(兵庫県)は、山陰・山陽から京の都へと通じる交通の要衝でした。
このため、西国大名を牽制する意味で造られたのが篠山城です(輪郭式平山城)。
1609(慶長14)年に徳川家康の命により、多くの大名を動員する総普請で、わずか6ヶ月で完成しました。
天主閣は建造されず、堀や石垣などを堅牢にし、大書院などの建造物は外観・内装ともに豪華なものだったようです。
一部の建造物を除いて、明治維新後、取り壊されて現在に至っています。
写真は城跡の石垣を撮ったもの。
なかなか立派な石組です。
城跡には古くからの神社があり、そこで撮ったのが下の写真。
紅葉が真っ盛りで、とても綺麗でした。
城跡というのは独特の雰囲気がありますね。
石垣の上から、古い町並みを眺めていると時空間を超えていくような感覚に陥りました。
(丹波篠山の項、続く)