観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

アンコール遺跡見て歩き#12(水上家屋を巡るトンレサップ湖クルーズ)

カンボジアの真ん中に位置するのがトンレサップ湖メコン川とも結ばれる東南アジア最大の湖です。「伸縮する湖」といわれ、乾季は2,500㎢(琵琶湖の約4倍)ほどですが、雨季(5月〜11月)にはメコン川の水が逆流して約6倍の面積(1万5,000㎢)まで膨れ上がるとか。

写真は、堤から見たトンレサップ湖雄大な景色です。今は、ちょうど乾季で水が少なく、一部は水田や蓮池などに使われていました。

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湖には600種以上の淡水魚が生息しているそう。このため漁業が盛んで、世界最大規模の水上生活者(100万人とも)がいると言われています。

このトンレサップ湖で、水上家屋などを巡るクルーズがあると聞き、出かけました。

乗ったのは、これと同じ船で貸切です。見た目はもう一つですが、結構速くて乗り心地は良かったです。

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船場から、しばらく水路状になっていて両岸に水上家屋が並んでいました。その間を様々な船が頻繁に行き交っています。

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教会や寺院もありました。

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もちろん、学校や警察、商店などもあります。この湖にはベトナム人が沢山、漁に来ているのでベトナム語で教える学校もあるとのことでした。次の写真が水上生活者の学校で、2階が運動場となっています。

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いろんな生活用品を積んだ船も行き交っていました。

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水の増減に応じて、家屋の場所も変えるとか。船で家を丸ごと引っ張って引っ越しするそうです。このため、郵便物がうまく届かないこともあるとか。これはむしろ配達側の郵便局に同情しますね。

2時間弱のクルージングでしたが、水上家屋や住人の生活文化などが垣間見られて興味深かったです。 


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