観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポールまち歩き#230(ビジネス街のホーカーズ"ラオパサ・フェスティバル・マーケット"19時過ぎ)

ラッフルズ・プレイスのビジネス街、そのど真ん中に位置するのが"ラオパサ・フェスティバル・マーケット"です。ここはシンガポールで、もっとも有名なホーカーズ(ローカルフードの屋台村)ですね。八角形のヴィクトリアン様式の建物は、平屋ながらも周囲の高層ビル群に埋もれることなく、ひときわ目立っています。

勤務先が斜向かいのビルに入居しているので、ランチはたいてい"ラオパサ"で摂っています。近頃では、ストール(屋台)の前に立つだけで注文が通るほどになりました。それほどお世話になっていながら、このブログで紹介するのは初めて。灯台下暗しですね。

写真は、黄昏れ時(19時過ぎ)に撮った"ラオパサ"。なかなかお洒落な外観です。

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もともとこの場所は、1838年に建設された"テロック・エア魚市場"でした。それが1970年代初めにストール(屋台)を集めたホーカーズとなり、更に2014年にリニューアルして今に至っています。

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現在、ストール(屋台)は50店舗以上、席数は2,500席もあります。昼時は、近隣のビジネスパーソンに加えて観光客などで大賑わいとなります。

写真は、夕方の内部の様子です。さすがに昼時ほどは混まないですね。

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夕方以降は、南側のブーン・タット・ストリートにサテー(マレー風焼き鳥)の屋台が並んで賑わいます。下の写真がやや煙っているのは、屋台でサテーを焼いているからですね。

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シンガポールは近代化の過程で、屋外営業の屋台を規制してきました。このため、近隣のASEAN諸国で見られるような屋台が少なくなっています。ここは、当地では数少ない"東南アジア"を感じられる貴重な場所となっています。


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