日光ではレンタカーを借りて、久しぶりに中禅寺湖を訪れました。
まずは、見学したかった湖畔の旧英国大使館別荘へ。
奥日光の中禅寺湖畔では、明治中頃から昭和初期にかけて、各国の大使館別荘や外国人別荘が40棟以上も建設され、国際的な避暑地として大いに賑わったそう。
現在も、ベルギーとフランスの各大使館の別荘が、現役として利用されているとか。
各国の大使館別荘のなかで、一番早く建てられたのが旧英国大使館別荘です。
この建物は、明治29(1896)年に英国の外交官アーネスト・サトウの個人別荘として建てられ、その後、平成20(2008)年まで英国大使館別荘として利用されてきました。
そして2010年に、英国大使館から栃木県に寄贈され、復元修理を経て2016年から「英国大使館別荘記念公園」として一般公開されています。
内部の様子は次の写真の通りです。
眼前には中禅寺湖が広がっていて、部屋からも眺望が楽しめます。
さらに、2階に造られた広縁や、1階のテラスから望む中禅寺湖の眺めは、遮るものもなく、まるで絵画のように素晴らしいものでした(下の写真)。
かつてイザベラ・バード(英国の紀行作家)もここに滞在し、この景観の素晴らしさを称えたとか。
私も椅子に腰をかけて、暫くのあいだ、湖面と山の緑、それに大きな空を眺めていました。
贅沢なひと時を過ごすことが出来て良かったです。
個人的には、こんな別荘があったらいいな、と思いますが、どう考えても無理な話ですね。
旧英国大使館別荘の見学は、皆さんにおススメします。