北海道は十勝・帯広を訪ねてきました。
これまで全国のあちこちを歩いてきましたが、一度は訪ねても、さらにもう一回行ってみたいと思うところは、なかなかありません。
でも、十勝には何度でも訪れたいと思うから不思議です。
カラマツ林に囲まれた広々とした畑に、トラクターが行きかう風景を思い描いただけで、もう出かけたくなりますね。
地場の農作物や水産物、スイーツなどに加えて、何といっても水が美味しい。 ばんえい競馬や温泉もあるし、地域の人との交流が楽しめる「北の屋台」がある、などなど。 その良さを数え上げれば、きりがありません。
こうして近年は、ほぼ年に一回のペースで十勝を訪れるようになりました。
今年は、夏場には糠平湖に沈んでしまうという”幻の橋”「タウシュベツ川橋梁」を見たくて、6月中旬に訪れました。
”とかち帯広空港”に到着すると、まだ結構な寒さでした。
レンタカーを借りて、まず向かったのは帯広農業高校です。
写真は、同校の敷地内にあるカラマツ防風林を撮ったもの。
この美しいカラマツの並木(全長約420m)を一目見たくて、同校を訪れました。
ただし、帯広農業高校の敷地の広さは、東京ドーム23.5個分もあるとか。 おかげで自力では辿り着けず、迷子になってしまいました。 たまたま近くにいた生徒さんに、場所と方角を教えてもらって、ようやく辿り着いた有様でした。
それにしても、この高校の生徒さんは、みな礼儀正しくて親切ですね。 とても雰囲気の良い素晴らしい学校です。
新緑のカラマツ並木の下には、まっすぐに一本の道が通っています。
道の両側には、実習用の畑などが広がっていました。 これまた、とてつもなく広いです。
風に鳴るカラマツ林を見上げながら、暫く散策しましたが、心身ともに癒されるようでした。
白樺も綺麗に並んで植えてありました。
校内(敷地)への立ち入りは自由のようなので、ここの見学は皆さんにおススメします。
都会の学校のような塀とか門扉などは見当たりませんでした。 まあ、広い(広過ぎかも)ですからね。
なお、帯広農業高校のOGに漫画家の荒川弘(女性です)がいます。
彼女が描いた人気の連載漫画「銀の匙 Silver Spoon」の舞台(大蝦夷農業高校)は、ここ帯広農業高校がモデルとなっています。
また、幹線道路を挟んで、向かいには帯広畜産大学のキャンパスがあります。
こちらは、農業高校以上に広いですね。 人生を巻き戻せるとしたら、このような高校や大学で学んでみたいと夢想してしまいました。