観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#217(金曜日のラッフルズ・プレイス辺り、夕方18時半)

金曜日の夕方、今週の仕事を終えての帰り道。高層ビルの谷間にあるラッフルズ・プレイスの芝生では、シャボン玉を飛ばす男性がいました。沢山の人が見守るなか、子供たちは大はしゃぎでした。

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かたやシンガポール川沿いのボート・キーは、週末のハッピーアワーの真っ最中。沢山の人で賑わっていました。ここは最近、川沿いのテラス席が一斉に整備されて綺麗になりましたね。

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続いての一枚は、ボート・キーから見たシンガポール川越しのベイサンズ。少し暗くなりかけた時間帯で、やや寂しげな写真となってしまいました。

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今週は、夜行便による東京出張などがあって、やや草臥れました。この土日は、のんびり過ごしたいと思っています。


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シンガポール街歩き#216(色彩の豊かな龍山寺とスリ・スリニバサ・ペルマル寺院)

前回(#215)紹介した千燈寺院の斜向かいにあるのが龍山寺(Leong San See Temple)です。場所は、MRTファーラー・パーク駅の近く、レース・コース・ロード沿いにあります。

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ここは、1917年、中国から渡って来た輔武大師により開かれた道教寺院です。

龍山寺は台湾(台北)にもあって、そちらの方が有名ですね。一方、当地の龍山寺も、赤を中心とした色彩豊かな建物でなかなか見応えがあります。とりわけ屋根の装飾は凝った造りで、とても見事でした。

内部には観音様が祀られています。出かけた日は、お詣りする人も少なめでゆっくりと見学出来ました。

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また、龍山寺にほど近いセラグーン・ロード沿いには、スリ・スリニバサ・ペルマン寺院があります。こちらは、1855年南インドからの移民によって建立されたヒンドゥー教寺院です。

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極彩色の9層からなるゴープラム(塔)が遠くからでも目立っています。ゴープラムの上には、ヴィシュヌ神の化身など色鮮やかな神像が載っています。靴を脱いで内部も見学出来ます。

この辺りには、千燈寺院(仏教)や龍山寺道教)、スリ・スリニバサ・ペルマル寺院(ヒンドゥー教)など、宗教の異なる寺院が幾つか集まっています。シンガポールの民族や宗教の多様性を感じるにはうってつけの場所だと思います。お勧めの散歩エリアですね。


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再びの一時帰国(深夜便に搭乗前です)

急な出張で日本に一時帰国しました。先週、所用で帰国したばかりなのですが・・・。

今回は昼間の便が満席で取れず、シンガポールへの戻りは深夜便となりました。もう歳なので、体力的にも結構厳しいですね。

深夜の羽田空港国際線ターミナルは、かなりの賑わいでした。

ターミナルで撮った写真をいくつか載せてみます。まずは、手荷物検査場の混み具合のサイン。これは、初めて気づきました。こんなサインが必要になるほど羽田空港国際線も混雑してきたということでしょうか。

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次は、展望デッキへの出入り口に貼ってあったもの。こんなところで、ドローンを飛ばす人がいるのでしょうかね。

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続いては、郵便ポスト。空港らしく可愛いポストです。これも以前は、なかったはずです。

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さらには、はねだ日本橋の下に桜が展示されていました。山形県高畠町の啓翁桜とか。国際線ターミナルは、高畠町とよくコラボしていますね。残念ながら桜花はだいぶん散っていました。

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最後は、ラウンジでの定番メニュー。豚骨ラーメンとカレーです。深夜便なのでビールも飲んで、ゆっくり寝て行ければと思っています。

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シンガポール街歩き#215(極彩色の仏像を見に千燈寺院へ)

自宅からレース・コース・ロードにある千燈寺院まで歩いてきました。このお寺は、MRTファーラー・パーク駅の近くにあります。

タイ仏教とシンガポール・中国仏教が融合して出来た寺院で、正式名は、シャカ・ムニ・ブッダガヤ寺院。1927年に建立されました。

さほど大きくはないお堂は、鮮やかに彩色されて綺麗です。入り口の両側には、大きな虎の置物がありました。

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お堂のなかには、極彩色の仏像が鎮座していました。高さは15m、重さは350t もあるそうで、かなり大きかったです。

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千燈寺院の通称は、仏像の周りに1,080個の法燈が付けられているからとか。

シンガポールでは珍しく大きな仏像で、色彩も鮮やか。ご利益がありそうで、念入りにお詣りしました。

この近くには道教寺院やヒンドゥー教寺院などが集まっています。それぞれ建造物などに特徴があるので、興味のある方にはお勧めのウォーキング・コースですね。


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アンコール遺跡見て歩き#20(シェムリアップ空港)

アンコール遺跡の玄関口であるシェムリアップ空港は、以前から見学したい(利用したい)空港の一つでした。

この空港を運営しているのはフランスのヴァンシー・エアポート社。世界で36空港を運営しています。日本でもオリックスと組んで関西国際空港の運営権を取得した会社ですね。

シェムリアップ空港は近年、改装したようで小さいながらも、機能的に造られていました。利用者にとって、なかなかに使い易く居心地が良い印象です。

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また、以前から聞いていた通り、免税店を通り抜けないと飛行機の搭乗口に辿りつけない構造になっていました。

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この空港は、アンコール遺跡に近いことから運航上、いろいろな制約があるようですが、印象としては上手く運営されているようでした。さすがはヴァンシーです。

シンガポールには、来たときと同じシルクエアー(SQの子会社)で帰って来ました。2泊3日の旅でしたが、とても充実した満足の時間が過ごせました。カンボジアには機会をみて、また訪れたいと思います。

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(アンコール遺跡の旅は、今回でお仕舞いです)


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アンコール遺跡見て歩き#19(シェムリアップの街角風景)

楽しかったアンコール遺跡見て歩きも、そろそろお仕舞いです。

アセアン諸国のなかでも、政変等の影響で経済発展がやや遅れ気味のカンボジア。でも、訪れた感じでは、街なかは綺麗だし、食べ物も美味しいし、人は優しいしで、とても良い印象を受けました。

気がついたことは、ここは"ハンモック文化"だということですね。訪れたのが丁度、休日で、アンコール・ワットの堀の周りなどには市民がハンモック持参で遊びに来ていました。皆、ハンモックに揺られたり、食事をしたりで、その優雅な休日の過ごし方に、少し羨ましくなりました。街なかにも、ハンモックを売っている店が沢山あります。東南アジアの他の国では余り見られない光景(私の知る限り)で、密かにカンボジアは"ハンモック文化"だと思っています。

次の写真は、カンボジアの風景を撮ったもので、これまで紹介しなかったものです。自分の記録用として載せておきたいと思います。

一つめは、水牛の群れ。少し郊外に出ると、こんな風景となります。

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次は僧侶を乗せたトラクター。さすがに、ここは仏教国です。

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三つめは、トゥクトゥクシェムリアップではお馴染みの風景ですね。

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四つめは、アンコール・ワットで見かけたお土産屋さん。雑然としたなかにも色彩感があって、何とはなく絵になっています。

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最期はシェムリアップの街角のジュース屋さん。果物の陳列が、これまた絵になっていました。

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シェムリアップでの街歩きは、いろいろなものに出会えてとても面白かったです。


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アンコール遺跡見て歩き#18(巨樹と神秘性のタ・プローム続編)

"タ・プローム"は、キラー・ツリーと言われるスポアン(榕樹)に侵食されて、崩壊の一途を辿っているようでした。中央祠堂の近くには、よく知られた景観があります。

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見るからに強烈なインパクトですが、スポアン(榕樹)の根のうえに、さらに別の植物の根が張り巡らされて出来たものとか。自然の造形の凄さに驚嘆しました。少し引いて全体を撮ったのが次の写真です。それにしても、この巨樹の幹とか根は、一体どうなっているのやら・・・。

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一方、中央祠堂の周りには美しいデバター(女神)像が沢山残っています。彫りが深く精緻な造りで、見ているだけで心が和むようでした。

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なかには、こんな彫像もありました。恐竜ですかね。その昔、この辺りにいた恐竜でしょうか。少し漫画的で、いいですね。これも和みます。

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神秘的な異空間とも言える"タ・プローム"では、映画のロケも行われています。アンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥーム・レイダー」(2001年公開)、それに英仏合作の「トゥー・ブラザーズ」(2004年公開)の2本が有名ですね。

旅が日常生活からの脱却だとすれば、これほど神秘的でインパクトを受ける旅先は少ないのではないでしょうか。アンコール遺跡のなかでも、特に"タ・プローム"はお薦めです。

 

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