観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#266(旧聞ながら"スター・ウォーズ・デー")

暑い日が続くシンガポールです。ところで、昨夜は満月でしたね。ひと目見ようと夜空を眺めていましたが、残念ながら雲間に隠れてほとんど見ることが出来ませんでした。その代わり、よく光る星を幾つか見つけたので、まあ今回は良しとしましょう。

さて、シンガポール街歩きの続きです。

今となっては旧聞に属しますが、5月4日に、日本からやって来た娘たちとガーデンズ・バイ・ザ・ベイに出かけました。

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その際、スーパーツリーの森の近くで、こんな看板を見つけました。何やら見たことのある形にくり抜いてあります。

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そう、5月4日は"スター・ウォーズ・デー"でしたね。

劇中での台詞"May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)"を、"May 4th(5月4日)"にかけて記念日としたものとか。

シンガポールでは、政府観光局(STB)とウォルト・ディズニー(サウスイースト・アジア社)が提携し、5月4日から3日間に亘ってイベントを行っていました。

スーパーツリーの森では、こんな感じで準備が進められていました。

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スター・ウォーズ好きの娘は、結構な喜びようでした。私と言えば、訳も分からず、一体何のイベントだろう、くらいの認識でした。後日、写真を整理していて、漸く"スター・ウォーズ・デー"の一大イベントだと気づいた次第です。

まあ、スター・ウォーズもさることながら、スカイウェイ(スーパーツリー)の空中散歩が楽しかったです。決して負け惜しみではありません・・・が、もっと早く気付いてイベントを見に行けばよかったと思ったのは、まさに「後の祭り」でした。

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シンガポール街歩き#265(オーチャードの「新ばし」で蕎麦ランチ)

昨日のシンガポールは、ベサック・デー(Vesak Day)の祝日でお休みでした。

ベサック・デーは仏誕節のこと。釈迦の生誕祭ですね。この日、仏教徒は花や果実などお供えを持って寺院を訪れるとか。

シンガポールでは、主な宗教の重要なイベント日を国の祝日としています。シンガポールが、多民族・多宗教国家であり、それら多様性を大切にしていることがよく分かりますね。当地の魅力は、文化面での多様性から生まれていると言えます。

折角の祝日でしたが、お天気は今ひとつ。日中は雷が鳴って、グズついた天候でした。遠出も出来ず、ランチは家から徒歩圏のオーチャードへ。久しぶりに「新ばし」で蕎麦を食べてきました。

この店は、シンガポールでは珍しく自家製の手打ち蕎麦が食べられます。注文したのは、天ぷらせいろ。

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インド系の店員が運んできて、食べ方を教えてくれました。こちらは日本人なのに、と思いながらも丁寧な接客に感謝です。

この店は、いつ訪れてもローカルの客が多いですね。蕎麦の国際化も大したものだ、と思いながら久しぶりの蕎麦を楽しみました。


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シンガポール街歩き#264(サンダース・ロードのプラナカン建築群)

このところ急に暑さが増したように感じるシンガポールです。乾季に入って、日射しがきつくなったせいでしょうか。常夏の国での街歩きは、結構、消耗しますね。

暑い日中を避けて、夕暮れ時に家の近くを散歩しました。出かけたのは、サンダース・ロード(Saunders Road)。MRTサマセット駅のすぐ近く、オーチャード通りを少し入ったところにあります。

ここにあるのは、プラナカン建築の街並みです。

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シンガポールに来てから、カトンをはじめ、あちこちのプラナカン建築を見て歩いています。

プラナカン建築は、ショップハウスと言われるように、1階が店舗、2階が住居として建てられたものが多いです。間口が狭く、奥行きが深い造りが特徴ですね。

一方、住宅街では家全体を住居として造られたプラナカン建築が多くあります。これらは、テラスハウスと呼ばれるようです。

今回訪れたサンダース・ロードには、何軒ものテラスハウスが連担して建っていました。なかなか壮観な眺めです。

現に住居として使われている家が多く、それらの前庭には綺麗な花が咲いていました。

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住みやすいように改造された家もあるようでした。プラナカン建築と言えば、パステルカラーにマジョリカ・タイルが定番ですが、サンダース・ロードは白が基調です。

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それにしても、プラナカン建築を見ていると飽きないですね。一度は実際に住んでみたいものです。サンダース・ロードは、以前に紹介したエメラルド・ヒルの1ブロック隣なので、一緒に見学されることをお勧めします。


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シンガポール街歩き#263(平城苑で夕食)

昨日は早めに帰宅しました。連休で日本からやってきた長女の提案で、夕飯は焼肉を食べに出かけました。訪れたのは、オーチャードのWisma Atria 4階にある平城苑。

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平城苑は、日本で1970年に創業した焼肉の老舗ですね。現在、日本で24店舗を展開しているとか。

シンガポールでは Japan Food Town の一画に店を構えています。店内はかなりの広さがあって、綺麗でした。

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シンガポールで焼肉か、とも思いましたが、久しぶりに食べた焼肉は美味しかったです。注文は、アラカルトで何皿か注文しました。焼肉には全く疎いので、どの部位なのかよくわかりません。

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長女が頼んだ料理のなかで、面白かったのがニンニクの小鍋(?)です。

コンロにかけているときは、こんな感じでした。

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コンロから下ろすと、こんがり色付いて美味しそう。

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どこの部位かもわからない焼肉初心者ですが、結構美味しく頂きました。

ローカルの客も多くいて、店内も綺麗。味も良いので、当地で焼肉を食べたくなったら、ここはお勧めですね。

お代は、3人で250s$ほどでした(お酒もほどほどに呑んでいます)。


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シンガポール街歩き#262(たまにはスイミング)

このところシンガポールは、暑さが増してきているように感じます。この土日は余りの暑さに我慢できず、コンドミニアムのプールでひと泳ぎしました。

写真は泳いだプールです。私の代わりにアヒル君に登場してもらいました。

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シンガポールでは大抵のコンドミニアムにプールとジム、それにバーベキューコーナーの3点セットが設置されています。

赴任してきた当初は、外が暑くて運動不足気味になったことからプールでよく泳いでいました。でも最近は、それも面倒になり、とんとご無沙汰していました。久しぶりに泳ぐと気持ちよかったです。

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普段は、街歩きのウォーキング以外、ほとんど運動らしきものをしていません。でも昔からスイミングは好きなので、これからは定期的に泳ごうと思っています。

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シンガポール街歩き#261(有田焼とコラボするSupermama【スーパーママ】)

昨日のシンガポールは、かなりの暑さでした。やや消耗気味で、久しぶりに夏バテしそうです(まあ、当地は年中、夏ですが・・・)。

さて、「シンガポール街歩き」の続きです。今回は、ウォーキングがてらSupermama【スーパーママ】を訪ねました。

Supermamaは、皿や雑貨などを扱う当地のギャラリーショップ。以前は、シンガポール・アート・ミュージアム(SAM)に店舗がありましたが、現在は、サルタン・モスクにほど近い Beach Road沿いに移転しています。

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このショップは、日本の有田焼を手がける専門商社KIHARA(キハラ)とのコラボで"One Singapore"などのオリジナルプレート(皿)を売り出したことで知られています。

"One Singapore"は、シンガポールを代表するアイコンが沢山描かれた皿のこと。アイコンは、例えばマーライオンやベイサンズ、スーパーツリーなどなど。リー・クアンユーなどの人物も描かれています。

白磁に呉須の染付は、有田焼の技法が如何なく発揮され、良い仕上がりです。

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シンガポール土産などに人気を博して、一時は品切れ状態となったほど。私も贈答用と自分用に、これまで2枚(小皿)を購入しています。

今回訪れたときは、これまでよりアイコンの数を増やした2017年バージョンが売られていました。お値段は大皿が84s$、小皿は42s$です。

この他にも、いろいろな商品を置く店内は、なかなかお洒落です。

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雑貨もいろいろ置いてあるので、見るだけでも楽しめるショップですね。シンガポールでの記念品を探す際には、特にお勧めします。

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シンガポール街歩き#260(クラウドフォレストとフラワードーム)

昨日のシンガポールは、良い天気となりました。大型連休を利用して日本からやってきた娘たちのリクエストで、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに出かけました。

初めて訪れた娘たちは、そのスケールの大きさや構想力に驚いたようでした。

写真は、屋内植物園のクラウドフォレスト。ボルネオのキナバル山を模した人工の山ですね。低温で湿度の高い山岳地帯の植物を展示しています。頂上からクラウドウォークで歩いて下りるのは、空中散歩のようで爽快でした。

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クラウドウォークの途中には、高山性の綺麗な花が咲いていました。

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35mの高さから流れ落ちる人工滝は、ミストが立ち込めて圧巻です。暑い屋外に比べると、ここは天国ですね。

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もう一つの屋内植物園、フラワードームでは、5月7日まで企画展示の「チューリップマニア」が行われています。本場オランダから運んだという100種類のチューリップが、とても綺麗に咲いていました。

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とりわけ人気だったのが、画家ゴッホの絵画とチューリップのコラボレーション。ゴッホは、オランダの画家でしたね。写真はゴッホ作品の「星月夜」をチューリップ等で作ったものです。

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園内では、チューリップの他に薔薇の花なども綺麗に咲いていました。

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自分の国になければ、人工のものを、それも大規模に造ってしまうシンガポールの構想力と実行力には脱帽です。それに屋外が暑過ぎるシンガポール、低温管理された植物園の見学は最高のおもてなしになりますね。


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