大型連休も終わり、今日からまた通常の生活が始まりました。
昨日は天気が良かったので、自宅のウッドデッキ等のペンキ塗りをしました。 午後から始めたら夕方までに終わらず、残りは今週末に持ち越し。 この週末も良い天気だといいのですが・・・。
さて、近江まち歩きの続きです。
彦根城(滋賀県彦根市)の京橋口の近くにあるのが「夢京橋キャッスルロード」。
白壁と黒格子で統一された町並みが約350mも続きます。
1985年からの都市計画道路の整備に併せて、地域住民主導で江戸期の町並み(商人町)を再現したもの。 1999年に完成し、テーマはOld New Townとか。
歩道幅を約3m取り、ポケットパークなども整備して、ゆっくりと買い物ができる設計になっています。
彦根城には、毎年約70万人の観光客が訪れるそう。 これらのヒトたちを回遊させ、商店街のにぎわいを取り戻そうというプランです。
なかなか素敵な町並みに仕上がっています。 しかし私の考えでは、これが成功するかどうかは、商店街としての位置づけ如何だと思うのです。
商店街が真に賑わうためには、地元住民の日常的な利用が不可欠です。 観光客だけをターゲットとした商店街では、どうしても需要が安定しない。
しかも現在の観光客(特に個人旅行客)は、訪問先の日常的な買い物場所(商店街や市場など)で、地元客に交じりながら買い物などを楽しみたいと考えています。
この「夢京橋キャッスルロード」は、団体観光客を一番のターゲットとして想定しているように感じられます(もしそうでなければ、ご免なさい)。
これらの点で、リピート客を生み出せるかどうかが、この商店街にとって大きな分かれ目となるでしょう。
一方で、話題性のある町並み整備であることに違いはなく、今後の推移に注目していきたいと思っています。