開聞岳の近くに行ったら、ぜひランチに立ち寄りたい場所がありました 。
それは「唐船峡そうめん流し」です。
場所は、指宿市開聞十町にあります。
ここでは、環境省の「平成の名水百選」に選ばれた「唐船峡京田湧水」を利用した「そうめん流し」を提供しています。
市営のほか2つの民間業者の計3店舗が営業していて、年間約20万人もの利用客があるとか。
大きな特徴は、鹿児島発祥の「回転式そうめん流し」であること。
これはドーナツ型の ”そうめん流し器” に、”水” と ”そうめん” を入れ、水流によって素麺を流す(ぐるぐる廻す)というもの。
テーブル上の ”そうめん流し器” を、家族やグループで囲んで食べる様子は、なかなか画期的かつ壮観でした。
もともとは、昭和37年に川上の湧水を利用し、竹樋を使った「流しそうめん」から創業したそう。
その後、旧開聞町の町長が回転式の ”そうめん流し器” を発明(?)し、昭和45年には意匠登録までしたらしい。
これにより「唐船峡そうめん流し」が人気を博して、現在に至っているとか。
南国・鹿児島の暑い夏を乗り切るには、そうめん流しなどは最高の食べ物兼アトラクションだと思います。
かつて私が転勤で鹿児島に赴任した際、出身地を聞かれて「兵庫県の龍野です」と答えても当地の人は誰も知りませんでした。
ところが、「手延べ素麺 揖保乃糸」の産地(龍野)の出身ですと言い換えると、皆さんすぐに納得して頂けました。
まあ、それほど当地では「そうめん」がポピュラーだということでしょう。
鹿児島に行かれたら、ぜひ「唐船峡そうめん流し」を試されることをおススメします。
エンターテインメント性抜群なので、美味しく楽しめることは間違いありません。
なお、営業は夏だけでなく一年中やっています。