観光研究者の街歩きフォト日記

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アンコール遺跡見て歩き#5(アンコール・ワット伽藍遠景)

アンコール・ワットは、アンコール遺跡群を代表するヒンドゥー教寺院建築です。アンコールとはサンスクリット語で王都を、またワットはクメール語で寺院を意味するそう。

12世紀初頭、クメール王朝のスールヤヴァルマン2世によって建立されました。建設に費やした年月は30年を超えるとか。南北1,300m、東西1,500mの堀に囲まれた広大な敷地に大伽藍が建っています。クメール建築の傑作とされ、1992年に世界文化遺産に登録されました。

ここには、いつか一度は訪れたいと思っていました。それが実現して目の当たりにすると、規模や重量感などからくる迫力は想像以上でした。また、彫刻などの精緻さにも驚きました。

アンコール・ワットは見る場所や時間帯などによって、いろいろな表情を見せてくれます。

この写真は「逆さアンコール・ワット」。西参道の左右にある聖池に、建造物が映り込んでいます。よく知られている定番のアングルですね。時間帯は夕方で、夕日を浴びた姿はとても綺麗でした。

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次は、西参道正面からのアンコール・ワット。これもよく知られているアングルです。5つある尖塔が3つしか見えません。時間帯は、昼過ぎですね。参道は約600mと長いです。

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続いては、「"彼は誰れ時"(夜明け頃)のアンコール・ワット」。早起きして暗いうちに出かけました。聖池のほとりから撮りましたが、凄い人出でした。最近流行りの自撮り棒で撮る人が多く、それを写り込まないようにするのにひと苦労。刻々と変わる空の色がとても綺麗でした。朝日は尖塔のやや右手から昇ってきます。

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もう一つ。少し離れて建つ経蔵の柱の間から撮ったもの。ここは尖塔を撮るポイントの一つになっています。時間帯は夕方です。

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西参道がメインで、アンコール・ワットを東向きに望むため、午前中は逆光となります。おすすめは、やや遅めの午後。夕日を浴びたアンコール・ワットは赤みを帯びて、とても美しかったです。


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