シェムリアップでは、カンボジアシルクを見たいと思っていました。東南アジアでシルクと言えばタイシルク、絣と言えばインドネシアのイカットが有名です。でも、カンボジアシルクもそれらに引けを取らないと聞きます。なかでもホール(絣)やパームオン(玉虫色の布)と呼ばれる手織りのシルクは素晴らしいとか。
そこで訪ねたのが、アーティザン・アンコール(アンコールの職人たち)。カンボジア政府とフランスによって1992年に設立された職業訓練校が、現在はカンボジア伝統工芸の技術学校、工房等として運営されています。
本当は、アンコールシルクファームに行きたかったのですが、遠くて断念。代わりに、市内にあるショップ併設の工芸品工房を見学しました。
ショップは、こんな感じです。
ここには、色鮮やかなカンボジアシルクが置いてありました。街なかで売っているものより、品質もデザインも良くて洗練された感じですね。
この工房は、漆、石彫り、木彫り、金属工芸などがメインなので、こんな商品も売られています。
工房の見学は、日本人女性が案内してくれました。そこではカンボジアの人たちが、いろいろな作業に取り組んでいました。
内戦などで、伝統工芸の技術がうまく伝承されない時期があったカンボジア。何とか、それらを復興して次の世代へと繋いで欲しいものです。
ともあれ個人的には、色鮮やかなカンボジアシルクが一番魅力的に映りました。