観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

隈研吾の建築作品#2《雲の上のホテル》(高知・梼原その9)

梼原(ゆすはら)では「雲の上のホテル」に宿泊しました。

この建物は、隈研吾梼原町で初めて設計したものです。

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場所は、国道197号線沿いの太郎川公園(道の駅ゆすはら)にあります。

竣工したのは1994年。

木造建築で、梼原町産の杉をふんだんに使っています。

サーフボード型の屋根は雲をイメージしたものとか。

同町のキャッチコピーである「雲の上のまち」を上手く表現したデザインとなっていますね。

建物は斜面に面して建てられていて、木製テラスの先には半円形の池が設置されています。

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この池は、青空と星を映しこむ棚田をイメージしたものらしい。

実際に泊まってみると、木造建築のぬくもりのせいか、ゆったりとした気分で滞在できました。 想像していた以上に、いいホテルです。

次の写真は、黄昏時にホテルのテラスから撮ったもの。

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標高が高いせいか、三日月が浮かんだ空も間近に見えるよう。山々や木々とのコントラストが綺麗でした。

このホテルに隣接して「雲の上の温泉」があります。

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これは是非とも入浴しなければと、夜になってから温泉へと出かけました。

と言っても、ホテル棟と温泉棟は渡り廊下(ブリッジ)でつながっています。

次の写真は、渡り廊下(ブリッジ)を撮ったものです。

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照明された渡り廊下(ブリッジ)は、木組みの意匠もなかなかに凝っていて、端から見ると素晴らしい眺めでした。

この渡り廊下(ブリッジ)については、次回に詳しく紹介したいと思います。


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