観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#224(ブギス辺りの街角風景)

今日は土曜日。朝はゆっくり起きて、昼過ぎからブギスまでウォーキングがてらランチに出かけました。

目的の店の近くで自転車に乗った店主に声を掛けられました。日本語が達者な店主で、今日の午後はお休みとのこと。仕方なく日を改めることに。

そのあとブギス辺りを歩きながら撮ったのが次の写真です。

1枚目は、街角で見かけたウォールアート。コーヒーショップを営むショップハウスの壁面に、見事な絵が描かれていました。なかなか上手な絵で感心しました。

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2枚目は、アラブストリートで撮ったトライショー(Trishaw)の一団です。トライショーは、自転車にサイドカーを取り付けた乗り物。かねてからシンガポールの名物として知られています。

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当地で、このようなトライショーの集団を見るのは珍しいです。聞いたところでは「トライショー・アンクル」と言う観光客向けのトライショー・ツアーだとか。ブギスのアルバート・センター前から乗れるそう。

ウォールアートとトライショー、全く異なるものですが、街の活性化や賑わい、魅力づくりなどを考えるうえでヒントが得られるように思われました。

なお、今日のランチは、何度か行ったことのある街角食堂でフィッシュボール・ヌードルを食べました。これも、また結構美味しかったです。


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シンガポール街歩き#223(ラブラドール自然保護区でウォーキング、その3)

"ラブラドール自然保護区(Labrador Nature Reserve)"の東端まで歩いてきました。次第に雲が厚くなって、今にも雨が降り出しそうです。

ここからケッペル島やセントーサ島はすぐ近く。正面には"Reflection at Keppel Bay"が見えました。

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この建物は、著名建築家ダニエル・リベスキンドの設計になる巨大コンドミニアムで、2011年に完成しました。24階建から41階建まで6つの高層住宅と11の低層アパートで構成されています。「弓なりのタワー」「鋭角の屋上」「スカイブリッジ」など、その特異な外観(「たけのこコンド」と呼ばれたり)で、今ではシンガポールのランドマークの一つに数えられています。

ラブラドール自然保護区からは、海上に渡された"Bukit Chermin Boadwalk"を通って"Reflection at Keppel Bay"方面に渡ることが出来ます。

ボードウォークは、こんな感じです。

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海の上を歩いているようで気持ちが良く、なかなか快適でした。南国の樹木が海に突き出して、今にも倒れてきそう。この辺りは魚などにとって、良い住処のようです。

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木々は花や実をつけていました。これは"Sea Grape"というらしい。確かに、ブドウに似た形をしています。

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名前は分かりませんが、こんな南国らしい花も咲いていました。

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対岸に渡った頃には、かなりの雨となりました。当地では必携の傘を差して、"Reflection at Keppel Bay"を観察しつつ、MRTハーバーフロント駅まで歩いたあと帰宅しました。なかなか盛りだくさんのウォーキングで楽しかったです。このコースはお勧めですね。

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(ラブラドール自然保護区は今回でお仕舞いです)


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シンガポール街歩き#222(ラブラドール自然保護区でウォーキング、その2)

"ラブラドール自然保護区(Labrador Nature Reserve)"は、小高い丘に囲まれた自然海浜公園です。原生林で覆われた丘にはトレイルが整備され、ウォーターフロントだけでなく丘陵部のウォーキングも楽しめるようになっています。また丘全体は、第二次大戦に使われた旧英国軍の砲台跡や軍事用トンネルなどが残る戦跡ともなっています。

丘のトレイルへの入り口が、こちらの写真です。この先は、濃密な原生林が広がるなか、急な階段が続いています。

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トレイルは、熱帯雨林のなかをアップダウンを繰り返しながら延々と続いていました。ここでは出会う人もなく、少し心細くなるほど。時折、オオトカゲ(小さめの)やらリスなどが出てきて驚かされました。

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トレイルを歩いていると、ところどころに旧英国軍の砲台跡が現われます。その一つが、次の写真です。結構、リアルに造ってありました。

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丘から降りた海辺には、今もトーチカが残されています。説明の表示板には"Machine Gun Post"と書いてありました。

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自然が豊かな海辺や丘を歩いているだけで、身体がリフレッシュされるようでした。一方で、第二次大戦の戦跡に触れることで、当時のシンガポールが置かれた時代背景や国際関係をもっと知る必要性を感じました。

このラブラドール自然保護区、かなり奥が深いですね。

(次回もラブラドール自然保護区です)


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シンガポール街歩き#221(ラブラドール自然保護区でウォーキング)

以前から行きたかった"ラブラドール自然保護区(Labrador Nature Reserve)"を歩いてきました。ここはシンガポール南端にあって、ケッペル湾に面する周囲およそ2.1kmの自然海浜公園です。小高い丘もあって、丘陵部とウォーターフロントの両方をウォーキング出来る当地では貴重な自然保護区ですね。

最寄り駅は、MRTサークル線のラブラドール・パーク。ここから歩いてほど近くに公園の入り口があります。

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公園に入ると、大きく視野が拓けました。見えるのは大きな樹木の向こうにある海と、ガントリークレーン、それに沢山の船です。

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天気はいま一つでしたが、大きく拓けた視界の先の眺めはとても良かったです。海には、コンテナ船などの船が停泊していました。

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公園の端には、海に向かってかなり長いデッキが造られています。

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デッキは出入りが自由に出来るので、釣り人も多かったですね。アイゴやマス、テンジクダイなどが釣れるようです。

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一方で、岸から釣っている人の姿も。この辺りは、なかなか絵になる風景です。

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家族で散歩したり、バーベキューで騒ぐ一団もいたりで、それぞれの休日を楽しんでいる様子でした。

蒸し暑い昼下がりでしたが、海辺のウォーキングは快適で楽しかったです。   (ラブラドール自然保護区、次回に続きます)


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シンガポール街歩き#220(南洋老珈琲&東興@チャイナタウン)

"チャイナタウン・ヘリテージ・センター"を見学して外に出ると、生憎の空模様でした。このところシンガポールは、よく雨が降っています。雨季もそろそろ終わりのはずなのですが。

雨のなかを少し歩いて"南洋老珈琲(ナンヤン・オールド・コーヒー)"でひと休みしました。注文したのは"コピ・オ・コソン(Kopi-O-kosong)"。ローカルのブラックコーヒーですね。なお、コピはマレー語でコーヒーのことです。

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当地に赴任してから、このローカルコーヒーが好きになり、ほぼ毎日飲んでいます。この店の"コピ・オ・コソン"は、これまでいろいろと飲んだなかでも美味しかったです。

因みにコピの豆は、インドネシアとマレーシアが原産で、ロブスタ、アラビカ、リベリカの3種があるとか。

"南洋老珈琲"は、赤い外観でよく目立っています。店内はノスタルジックな雰囲気でローカル客が多いです。ここは、ローカルな雰囲気を味わうには打ってつけ。たまにスタバも良いですが、シンガポールではコピ・ティアム(コーヒーショップ)が似合っていて好きです。

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帰りには、道路の斜向かいにある"東興(トン・ヘン)で、エッグタルトなどを買いました。

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菱形のエッグタルトは、チャイナタウンの名物ですね。甘さ控えめで、美味しかったです。

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シンガポール街歩き#219(中華街の歴史と生活文化が分かる"チャイナタウン・ヘリテージ・センター")

MRTチャイナタウン駅のほど近くにある"チャイナタウン・ヘリテージ・センター"を訪れました。f:id:kaz-sasaki:20170306175451j:image

この展示施設では、ショップハウスを改装して、1950年代以降の華人(中国からの移住者)の生活振りや中華街の成り立ちをリアルに再現しています。

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特に興味深かったのが、「バゴダ・ストリート50番地」のショップハウス内を忠実に再現したという2階部分ですね。間口が狭く奥行きが深い建物の2階に、8室もの小部屋と共同炊事場などが並んでいます。各小部屋には、それぞれ違う人や家族が住んでいたそう。

写真は、廊下の様子です。

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大半が窓もない狭い部屋で、ここに家族などで住んでいたことに驚きました。

端の窓がある一番良い部屋は、中医師の部屋でした。

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次の写真は、中医師の部屋の前を撮ったもの。診療代が貼ってありますが「貧者可免」の文字が泣かせます。

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共同の炊事場は、こんな感じでした。

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今では経済力も格段に向上して、繁栄するシンガポール(チャイナタウン)ですが、50年ほど前の生活の姿を見ると感慨深いものがあります。

シンガポール国民の7割以上が華人であり、チャイナタウンの歴史や生活文化の変遷を知ることが、すなわちシンガポールを知ることだと思いました。

この施設、かなりのお勧めです。ちなみに入場料は15s$でした。


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シンガポール街歩き#218(月初めの恒例行事・イスタナの衛兵交代式)

まだ雨季のせいか、シンガポールの天気はなかなか安定しません。このところ、スッキリとした青空を見たことがないように感じますね。

今日の夕方も雨模様でしたが、いつものようにドービー・ゴートまで歩いてきました。ここには、行きつけのクリーニング屋さんがあります。

その帰りに、イスタナの衛兵交代式を見てきました。これは、7、8月を除く月初めの日曜日の夕方(18時頃)に大統領官邸の正門前で行われるセレモニーです。2月も見学したので、2ヶ月連続となりますね。

幸い雨も止んでいたので、見学者もそこそこ集まっていました。

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いつもの通りMPによるドリルもありました。

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恒例の月替りの行事を見学したので、今月も新たな気持ちで頑張りたいと思います。


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