観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#222(ラブラドール自然保護区でウォーキング、その2)

"ラブラドール自然保護区(Labrador Nature Reserve)"は、小高い丘に囲まれた自然海浜公園です。原生林で覆われた丘にはトレイルが整備され、ウォーターフロントだけでなく丘陵部のウォーキングも楽しめるようになっています。また丘全体は、第二次大戦に使われた旧英国軍の砲台跡や軍事用トンネルなどが残る戦跡ともなっています。

丘のトレイルへの入り口が、こちらの写真です。この先は、濃密な原生林が広がるなか、急な階段が続いています。

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トレイルは、熱帯雨林のなかをアップダウンを繰り返しながら延々と続いていました。ここでは出会う人もなく、少し心細くなるほど。時折、オオトカゲ(小さめの)やらリスなどが出てきて驚かされました。

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トレイルを歩いていると、ところどころに旧英国軍の砲台跡が現われます。その一つが、次の写真です。結構、リアルに造ってありました。

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丘から降りた海辺には、今もトーチカが残されています。説明の表示板には"Machine Gun Post"と書いてありました。

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自然が豊かな海辺や丘を歩いているだけで、身体がリフレッシュされるようでした。一方で、第二次大戦の戦跡に触れることで、当時のシンガポールが置かれた時代背景や国際関係をもっと知る必要性を感じました。

このラブラドール自然保護区、かなり奥が深いですね。

(次回もラブラドール自然保護区です)


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