観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

福岡まち歩き#5(居酒屋さきと&屋台呑龍)

福岡では、かねてから行ってみたい居酒屋がありました。居酒屋の名店と評判が高い「さきと」です。

今回は気儘な一人旅。しかも祝日の夜なので、客も少な目ではと狙いを定めて出かけてみました。

場所は、地下鉄空港線赤坂駅から少し歩いたところにあります。マンションなどが建つ閑静な界隈に、ひっそりとした感じでその店はありました。

f:id:kaz-sasaki:20171025220810j:image

 カウンターだけのこじんまりとした店ですが、幸い席は空いていました。

この店は、女性だけの入店はお断りとか。頑固で強面の店主が仕切っているのではと、ちと心配しましたが、全くの杞憂でした。一見さんの私にも、酒や料理の説明など丁寧で親切、居心地は良かったです。

注文したのは、日本酒を二合。純米の「農口」(石川)と「星自慢」(福島・喜多方)です。全国の銘酒がかなり揃っていたので、注文する銘柄を迷うほどでした。

つまみは、刺身(一切れ10種)と明太子。あと、食べたくなってカキフライを注文しました。刺身をはじめ、いずれも絶品の味でしたね。それに、お通しの魚の煮付けが何とも旨かったです。確かに評判通りの名店でした。

店内や料理の写真は、さすがにバシャバシャとシャッターを切るのが憚られて、撮り損ねてしまいました。全く残念ですが、今回は仕方ありません。諦めました。

お代は締めて5,080円でした。コストパフォーマンスが良くて、大いに満足しました。

一人で呑んだ酔い覚ましに、地下鉄空港線中洲川端駅で下車。那珂川沿いをぶらりと散歩しました。

写真は那珂川沿いにある、赤煉瓦文化館です。

f:id:kaz-sasaki:20171025224201j:image

さらに橋の上から中洲方面を撮ったのが次の写真です。祝日の夜で灯りが少な目ですが、川面に揺れるネオンなどなかなかの風情でした。

f:id:kaz-sasaki:20171025224432j:image

さらに川端を歩いていると、中洲の屋台が現れました。近年は"一代限り"などの規制もあって、屋台の数が少なくなっているようです。でも、何と言っても博多名物ですね。ここは、観光客など沢山の人で賑わっていました。

f:id:kaz-sasaki:20171025224828j:image

少し歩くと、その昔、何度か入ったことのある屋台「呑龍」が見えてきました。看板には、創業昭和20年とあります。今や老舗の屋台ですね。

f:id:kaz-sasaki:20171025230151j:image

ここでは、豚骨ラーメンを食べました。クセのないあっさり系のラーメンで、呑んだ後の締めには最高ですね。とても美味しかったです。

ちなみに、ここの豚骨ラーメンには紅生姜がありません。なくても旨いですね。

f:id:kaz-sasaki:20171025230352j:image

この屋台には美味しそうな、おでんもありました。さすがにラーメンでお腹はいっぱい。おでんは、次回の楽しみに取っておくことにしました。

f:id:kaz-sasaki:20171025230602j:image

屋台では同席した人たちと仲良くなれるのも楽しみです。今回は、私の横に中国人の家族が座っていて、いろいろと食べていました。先方から話しかけてきたので、身振り手振りで国際親善してきました。

福岡の街は、外国人観光客でかなり賑わっているのが実感されました。やはり実際に歩いてみないと分からないものです。

最後になりましたが、呑龍のラーメンのお代は700円でした。

福岡(博多)の夜は、一人でも大いに楽しめました。今回、紹介した居酒屋「さきと」と屋台「呑龍」、いずれも皆さんにお勧めします。


旅行・観光ランキング

福岡まち歩き#4(西鉄8000形特急&観光列車・旅人)

太宰府天満宮への往復は福岡・天神から西鉄電車に乗りました。西鉄電車に乗ったのは、本当に久しぶりですね。

写真は、西鉄福岡(天神)駅です。

f:id:kaz-sasaki:20171024213014j:image

駅の様子を写真に収めていると、見知らぬ人から「あの特急電車、もうすぐ無くなるよ」と、声をかけられました。どうやら、私が"撮り鉄"に見えたらしい。

そこで慌てて撮ったのが、下の写真です。

f:id:kaz-sasaki:20171024213431j:image

西鉄8000形で、1989年から天神大牟田線に投入されてきました。それが今年の10月15日で引退することになったとか。これまで28年間も走り続けてきたことになりますね。

この8000形、アイボリー地に窓周りと車体の下方が赤色で、なかなかモダンかつスマートな印象です。

ラッキーなことに、この特急電車に乗ることが出来ました。車内は、ほぼ満席でした。

f:id:kaz-sasaki:20171024214130j:image 

"鉄ちゃん"らしき人も乗っていて、あちこち写真を撮っていました。内部もスッキリとした綺麗な電車で、まだまだ現役で大丈夫ではと思いましたが・・・。退役は残念ですね。お疲れ様でした。

二日市駅で8000形特急電車とはお別れして、太宰府線へと乗り換えです。

ここでは、観光列車「旅人(たびと)」に乗ることが出来ました。こんな電車です。

f:id:kaz-sasaki:20171024214524j:image

外装、内装ともに和テイストな新しい電車で、雰囲気も乗り心地も良かったです。「旅人」は、太宰府に縁のある歌人大伴旅人からとった名前だとか。

九州は、JRをはじめ、いろいろと特色ある電車が走っているので楽しいですね。

私は古い駅舎が好きで、あちこち写真を撮りだめしていますが、電車に乗るのもなかなか良いものだと再認識しました。

なお、福岡・天神駅から太宰府駅までは、片道400円の旅でした。想像していた以上にスムーズかつ快適な小旅行となり大満足しました。


旅行・観光ランキング

福岡まち歩き#3(太宰府天満宮、浮殿・光明禅寺あたり)

太宰府天満宮にお参りした後は、近くにある浮殿と光明禅寺あたりを歩いてみました。

浮殿は、写真のような建物です。なかなかに威厳があって立派ですね。

f:id:kaz-sasaki:20171023193433j:image

浮殿は、秋の神幸式の御旅所に使われる建物とか。お祭りの際に、御神輿が休むところですね。

その昔、境内にある心字池近くに建っていたものを移築したとか。当時は、本当に水面に包まれた浮殿だったのかもしれません。

何気なく浮殿のなかを覗くと、こんな芸術作品が置いて(展示されて)ありました。

f:id:kaz-sasaki:20171023194130j:image

近くには小さな掲示板がありました。そこには、次のような説明文が・・・

「境内美術館  1.  本当にキラキラするけれど何の意味もないもの   ライアン・ガンダー(平成23年)」

読んでも、すぐに理解出来ませんでしたが、どうやら境内のあちこちに作品が展示されているようです。この作品が1号なのですかね。でも、これを見るまで境内美術館の存在(作品)には全く気づかなかったです。

浮殿の少し先には、光明禅寺があります。臨済宗東福寺派の禅寺で、太宰府天満宮の結縁寺とか。

この寺の庭園が素晴らしいと聞きましたが、時間の関係と写真撮影禁止だったので中には入りませんでした。写真が命の当方には、ちと規則が厳し過ぎますね。

外から見た寺の周辺は、こんな様子でした。初秋の気配が漂う、良い雰囲気の界隈でした。

f:id:kaz-sasaki:20171023195557j:image

この後は、石造鳥居まで戻り、参道から駅に向かいました。

石造鳥居のあたりは、鳥居と大きな楠木、それに延寿王院の門があって、なかなかの景観を作りだしています。この景観はいいですね。好きです。

f:id:kaz-sasaki:20171023214957j:image

駅までの参道には、両側に土産物屋や飲食店がぎっしりと軒を連ねています。

なかでもかなりの人だかりだったのが、全国区のスタバでした。店構え(店舗デザイン)に特徴があるためか、写真を撮っている人が多かったです。こんなお店でした。

f:id:kaz-sasaki:20171023215835j:image

そろそろ太宰府天満宮の参拝も、お仕舞いの時間となりました。

ここでの最後の写真は、太宰府市のマンホールです。やはり、梅のデザインでした。

f:id:kaz-sasaki:20171023220152j:image

次回は福岡市内に戻ります。

ではまた。

f:id:kaz-sasaki:20171023220305j:image


旅行・観光ランキング

 

福岡まち歩き#2(太宰府天満宮・お石茶屋の梅ヶ枝餅など)

この土日は、台風の接近もあって一日中、雨模様でした。今年は夏以降、本当に雨が多いですね。でも出かける用事がない日は、それなりに落ち着けるので雨も嫌いではありません。

それにしても今朝の出勤はどうなることやら。雨風で電車などに影響が出ないといいのですが。週始めから気が重いことです。

さて、福岡まち歩きの続きです。

太宰府天満宮の本殿前にあるのが「飛梅」です。樹齢1千年以上といわれる御神木で、道真公を慕って都から飛んできたと言う伝説が残されています。

f:id:kaz-sasaki:20171022225943j:image

梅の木は天満宮のシンボルですね。本殿奥に広がる神苑には約6千本もの梅が植えられているそう。

参拝した後は、神苑の一番奥にある「お石茶屋」を目指しました。ここは、筑前三美人に数えられた"お石さん"がはじめた茶屋として有名です。名物の梅ヶ枝餅も、この茶屋のものが一押しらしい。

f:id:kaz-sasaki:20171022232329j:image

入ってみると、設えといい、接客といい、なかなか雰囲気のあるお茶屋さんでした。ここでは、お勧めの"梅ヶ枝餅と抹茶"のセットをいただきました。お代は540円でした。

f:id:kaz-sasaki:20171022232625j:image

茶屋には庭があって、外で食べる梅ヶ枝餅は美味しかったです。ここは、神苑のなかでもかなり奥まっているので、さすがに人も少なめでした。ゆっくりと寛げるので、お勧めですね。

f:id:kaz-sasaki:20171022233010j:image

席からは、こんな風景もみられました。朱塗りの鳥居は、この先にある天開稲荷社のものですね。なかなか良い雰囲気です。

f:id:kaz-sasaki:20171022233525j:image

「お石茶屋」を後にして、天開稲荷社にお参りしました。ここは、太宰府天満宮末社ですね。鎌倉末期の創建で、開運の神様として信仰されています。

f:id:kaz-sasaki:20171022233941j:image

この辺りは、結構アップダウンがあって歩くのも良い運動になります。天気も良くて、快適な散策となりました。

そうそう、「お石茶屋」の近くには、こんなトンネルがありました。「宝満宮 参拝隧道」とありますが、地元では「お石トンネル」と呼ばれているそう。近くにある竃門神社(縁結びの神様として有名です)の参道として掘られたものですね。レンガ造りで、なかなか立派なトンネルでした。

f:id:kaz-sasaki:20171022234714j:image

太宰府天満宮の神域は、かなりの広さがあります。それに見所も多く、訪れて良かったです。特に「お石茶屋」の梅ヶ枝餅は、お勧めします。

     (次回も太宰府天満宮の続きです)


旅行・観光ランキング

 

福岡まち歩き#1(太宰府天満宮・その1)

久しぶりのブログ更新となりました。

シンガポールから帰国後、これまでの仕事とは全く異なった職場で働き始めました。

漸く最近になって、新しい仕事や環境などにも慣れてきたところです。歳のせいか、異なった環境に馴染むのにも時間がかかるようです。まあ、何とか頑張らねば、というところですね。

さて、まち歩きの再開です。

先日、たまたま福岡に出かける機会がありました。当地には、本当に久しぶりの訪問となります。

出かける前に地図を眺めていると、太宰府天満宮を訪れたことがないことに気づきました。

そこで用事の合間を縫って、博多駅から地下鉄、西鉄電車を乗り継いで太宰府天満宮へと出かけてきました。

f:id:kaz-sasaki:20171022131121j:image

太宰府天満宮の御祭神は、よく知られている学問の神様・菅原道真公ですね。

道真公は、その昔(901年)、時の左大臣藤原時平の讒言によって当地に左遷され、生涯を終えました(903年)。

その地に建立されたのが、太宰府天満宮。創建は905年です。今では、北野天満宮(京都)と並ぶ天神信仰の聖地として、年間650万人もの参拝客を集めているとか。

訪れたのは、天気の良い日曜日の午後でした。西鉄太宰府駅から続く参道には、沢山の参拝者が溢れていました。中国や韓国から来た観光客も結構、多かったですね。

下の写真は楼門です。朱塗りが美しく、風格が漂う佇まい。重層の入母屋造りで、檜皮葺きの二重門ですね。とても立派です。

f:id:kaz-sasaki:20171022132753j:image

この辺りには、御神牛が何頭か奉納されています。体の悪い部分を撫でると回復するとか。珍しいのか多勢の中国人観光客が、この前で写真を撮っていました。

f:id:kaz-sasaki:20171022135053j:image

楼門を潜ると、清々しい雰囲気に包まれます。正面にあるのが本殿です。現在の建物は1591年、筑前国主の小早川隆景が造営したものとか。国の重要文化財に指定されています。

f:id:kaz-sasaki:20171022135651j:image

本殿の前には参拝客が長い列をつくっていました。着物姿の女性が多かったですね。日本の女性に着物姿はよく似合います。

f:id:kaz-sasaki:20171022135930j:image

お参りしたあと、本殿の後ろに回ると、こんな風景がありました。

f:id:kaz-sasaki:20171022140112j:image

さすが学問の神様です。受験生などの合格祈願のお札が圧倒的でした。これだけ並ぶと壮観です。

外国人の参拝客が興味深そうに、丁寧に見て歩いていたのが印象的でした。

この景観を写真に収められただけでも、お参りに来た甲斐がありました。

f:id:kaz-sasaki:20171022140512j:image

          (次回も太宰府天満宮です)


旅行・観光ランキング

「アンコールワット」(カンボジア料理)で夕食

昨夜は、以前に勤めていた会社の仲間3人とカンボジア料理を食べてきました。

出かけたのはJR代々木駅にほど近い「アンコールワット」。一緒に出かけた仲間(女性)のお勧めの店です。

f:id:kaz-sasaki:20170926001512j:image

料理はアラカルトもありますが、お勧めは3つあるコース料理。今回は、タプロム・コース(2,500円)にしました。

どの料理も美味かったですが、写真の"蟹爪と春雨の炒め"は絶品でしたね。これは病みつきになる味です。

f:id:kaz-sasaki:20170926002015j:image

最後に出た"クィティウ"も、なかなかのものでした。"クィティウ"は、ベトナムのフォーみたいな汁麺ですね。量もたっぷりで、美味しかったです。

f:id:kaz-sasaki:20170926002348j:image

このコースは、全部で7品の料理が出てきました。全部食べる頃には、超満腹。これで、この値段(2,500円)とは驚きです。

一緒に行った仲間の一人は、これでもまだ足りないとかで、かぼちゃのデザートを頼んでいました。一口もらったら、これも案外とアッサリしていて美味しかったです。

f:id:kaz-sasaki:20170926003024j:image 

かつて訪れたカンボジアラオスベトナムなどが思い出されて、懐かしくなりました。

書き忘れていましたが、ビールは、カンボジアなどの現地のものを注文しました。私が頼んだのは"アンコール"ビール。東南アジア特有の軽めのビールで、料理とよく合いました。

この店、週末などは予約が取りづらいほどの人気店だとか。ぜひ、また行きたいです。

秋祭り&散歩(東京・杉並区)

この土日は、地元にある八幡神社の秋祭りです。

土曜日の昼下がり、天気はもうひとつでしたが、散歩がてらお参りしてきました。

この八幡神社は、井の頭公園(吉祥寺)から流れてくる神田川沿いにあります。境内は緑が多くて静かなので、散歩のときには、よく立ち寄ってお参りしています。

今日は秋祭りで、境内には沢山の露店が並んでいました。昔と変わらない、日本の原風景のひとつですね。この雰囲気、懐かしくて好きです。

f:id:kaz-sasaki:20170923231144j:image

お参りしたあとは、神田川沿いの遊歩道を散歩しました。

f:id:kaz-sasaki:20170923231459j:image

遊歩道に覆い被さるように枝を伸ばしているのは桜の老木です。春の桜花の頃も良いですが、これからの落葉(紅葉)シーズンもなかなか素敵な散歩道になります。

ここにはクルマが入って来ないので、のんびりと散歩を楽しめるのが嬉しいですね。

神田川を覗くと、鷺が一羽いました。一昨夜の雨で水の流れが速いです。どうやら、餌を探しているようですね。野鳥の動きは優雅で、眺めていると飽きませんでした。

f:id:kaz-sasaki:20170923232321j:image

この土日は、家で片付けです。シンガポールから帰国してかなりの日数がたちましたが、まだ落ち着かないですね。

はやく、あちこち出かけて写真を撮れるようになりたいのですが、なかなかです。

f:id:kaz-sasaki:20170924001502j:image