久しぶりのブログ更新となりました。
シンガポールから帰国後、これまでの仕事とは全く異なった職場で働き始めました。
漸く最近になって、新しい仕事や環境などにも慣れてきたところです。歳のせいか、異なった環境に馴染むのにも時間がかかるようです。まあ、何とか頑張らねば、というところですね。
さて、まち歩きの再開です。
先日、たまたま福岡に出かける機会がありました。当地には、本当に久しぶりの訪問となります。
出かける前に地図を眺めていると、太宰府天満宮を訪れたことがないことに気づきました。
そこで用事の合間を縫って、博多駅から地下鉄、西鉄電車を乗り継いで太宰府天満宮へと出かけてきました。
太宰府天満宮の御祭神は、よく知られている学問の神様・菅原道真公ですね。
道真公は、その昔(901年)、時の左大臣・藤原時平の讒言によって当地に左遷され、生涯を終えました(903年)。
その地に建立されたのが、太宰府天満宮。創建は905年です。今では、北野天満宮(京都)と並ぶ天神信仰の聖地として、年間650万人もの参拝客を集めているとか。
訪れたのは、天気の良い日曜日の午後でした。西鉄・太宰府駅から続く参道には、沢山の参拝者が溢れていました。中国や韓国から来た観光客も結構、多かったですね。
下の写真は楼門です。朱塗りが美しく、風格が漂う佇まい。重層の入母屋造りで、檜皮葺きの二重門ですね。とても立派です。
この辺りには、御神牛が何頭か奉納されています。体の悪い部分を撫でると回復するとか。珍しいのか多勢の中国人観光客が、この前で写真を撮っていました。
楼門を潜ると、清々しい雰囲気に包まれます。正面にあるのが本殿です。現在の建物は1591年、筑前国主の小早川隆景が造営したものとか。国の重要文化財に指定されています。
本殿の前には参拝客が長い列をつくっていました。着物姿の女性が多かったですね。日本の女性に着物姿はよく似合います。
お参りしたあと、本殿の後ろに回ると、こんな風景がありました。
さすが学問の神様です。受験生などの合格祈願のお札が圧倒的でした。これだけ並ぶと壮観です。
外国人の参拝客が興味深そうに、丁寧に見て歩いていたのが印象的でした。
この景観を写真に収められただけでも、お参りに来た甲斐がありました。
(次回も太宰府天満宮です)