今朝は薄曇りの東京です。
最近は、なかなか落ち着いた時間もとれず、読みたい本も山積状態。
時間の管理を、もっとしっかりしなくては、と思うこの頃ですね。
さて、伊万里・大川内山を続けます。
江戸期に、日本磁器の最高峰と言われた「鍋島焼」を作っていたのが大川内山地区(前回のブログ参照)です。
鍋島藩(佐賀藩)の御用窯がおかれ、技術の流出を防ぐため外部と厳重に隔離されていました。
写真は、大川内山地区の町並みを撮ったもの。
狭い谷間に煉瓦造りの煙突や窯元の家々が建ち並んでいます。
背景に見えるのが青螺山。 山水画のような、素晴らしい景観です。
さすがに「秘窯の里」と呼ばれるだけのことがあります。
土曜日にに訪れましたが、町並みを歩いている人影はまばらでした。
かつては、団体客がバスで押し寄せた時期もあったようですが、今はやや寂れた印象です。
でも、それがこの町並みの良さを引き出してもいます。
この先も、ずっと保全して欲しい景観ですね。
(佐賀焼き物散歩、続く)