プラナカン建築のショップハウスは、1階が店舗や事務所、2階以上が住居になっています。
これに対し、純粋に住居だけに使用しているものはテラスハウスと呼ばれます。
カトン地区にはテラスハウスも残されています。
場所はイースト・コースト・ロードとジョー・チアット・ロードが交わる交差点のすぐ近く。
外壁は明るいパステルカラーで、間口が狭く奥行きが深いのが特徴です。
プラナカン文化の発祥地であるマラッカでは、オランダの統治時代、建物の幅(間口)を基に家屋税が掛けられていたそう。どうやら税金対策の建築様式が、シンガポールにも引き継がれたようです。
ここのテラスハウスは、よく手入れがなされていて華やかな街並みを形成しています。一見の価値がある通りですね。