お盆休みで兵庫県太子町へと帰省した際に、ふと思いついて「伊和神社」にお参りしてきました。
前回のブログで紹介した「網干」(あぼし)が揖保川(いぼがわ)の河口なのに対して、「伊和神社」は揖保川の上流域(山間部)にあります。
揖保川沿いの国道29号線(因幡街道)を、ひたすら川上(鳥取方面)に向けてクルマを走らせると鬱蒼とした森が見えてきました。
写真は「伊和神社」の参道です。
この神社の大きな特徴は、この境内地(およそ1万6千坪)の森にありますね。
周囲60㎝以上あるご神木が1,650本余り(杉563本、檜200本、樫415本ほか)あって、そのうち大杉(周囲3m以上)は84本もあるとか。(境内の案内板による)
次の写真は、拝殿等を撮ったもの。
さほど大きなお社ではありませんが、高い格式に見合って、凛とした雰囲気がありました。
主祭神は伊和大神(大己貴神)で、『風土記』では出雲から来た神とされています。
創建はかなり古く、144年(伝)とか。
お参りしてから、御朱印を頂戴しました。
とても達筆で、シンプルな図柄も素晴らしく感激しました。
今まで頂いてきた御朱印のなかでも、五指に入るのではと思いますね。
なお、一宮(いちのみや)とは、令制国(りょうせいこく)で社格が最も高いとされている神社のことです。
ちなみに令制国は、かつて律令制に基づいて設置されていた地方行政区分のこと。
全国に68 の令制国が置かれたので、一宮も同数あることになります。(但し、複数の神社を一宮とする例もあります。)
全国の一宮のリストを見ると、交通が不便そうな神社も多くあって、全部を巡るのはなかなかに大変そうです。
でも、いつかは全国の一宮を巡る旅をやってみたいと思いますね。