観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

津軽三味線を聴きに居酒屋へ(青森その5)

青森を訪れたら、津軽三味線の生演奏をぜひ聴きたいと思っていました。

そこで予約して出かけたのが「津軽じょっぱり漁屋酒場 青森本町店」。

居酒屋ですが、昔ながらの青森を再現した店内は、なかなか居心地が良かったです。

津軽三味線の演奏は、19時頃から始まりました。

演奏はコの字型のカウンター席の目の前だったので、じっくりと興味深く聴くことができました。

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演目は津軽民謡ですね。 三味線や民謡などの解説もあったので、結構興味深く楽しめました。 

この店のウリが「ここ一軒で青森県を満喫」とのことで、料理も魚介を中心にいろいろなメニューがありました。

今回は新鮮な魚介類のほか、以前から食べてみたかった「せんべい汁」を注文しました。

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せんべい汁」は、肉やきのこ、野菜などが入っただし汁に、小麦粉と塩で作られた ”南部せんべい” を割り入れて煮込むという南部地方(八戸など)の郷土料理ですね。

汁もの用に開発された "せんべい" は、煮込んでも溶けにくく、モチモチとした食感はなかなかのものでした。

あと、青森市B級グルメである「生姜味噌おでん」も食べてみました。

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「生姜味噌おでん」は、冬の厳しい寒さのなか青函連絡船に乗り込む乗客のために、戦後、屋台(闇市)で提供されたのが始まりだそう。

食べてみると、味噌に生姜が摺りおろされていて、その甘辛が何ともいえず美味しかったです。

確かに、この居酒屋では青森を満喫できました。

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カウンター席の前で、店のおばちゃん達が話す津軽弁が何とも心地よく、とても愉快な夜となりました。


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