まち歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

斑鳩寺#2(兵庫県太子町に帰省、その2)

東京の天候は、ここ両日、真冬の寒さとなりました。昨日から出勤時にコートを着始めました。寒さが大の苦手なので、これから暫くは辛い季節となりそうです。

さて、先週末に帰省した太子町(兵庫県)にある斑鳩寺(いかるがでら)の続きです。

写真は、聖徳殿の中殿と奥殿(八角堂)です。八角形の三重屋根が、なかなか優美な造形を形作っていますね。

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このような優雅さをもつ建築物が、我が出身地の田舎町に存在するとは、今更ながら不思議に思いました。

これらの建物(聖徳殿の中殿と奥殿)はさほど古くはなく、明治43年から大正3年にかけて増築されたものだとか。ただし数年前には、登録有形文化財に指定されています。

訪れた日の境内では"骨董市"が開かれていました。この市は、定期的に開催されているようです。

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出店数は、それほど多くはなかったですが、風情が感じられてなかなか良かったです。

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斑鳩寺で一番の建物は何と言っても、この三重塔ですね(前回の記事で紹介しました)。国の重要文化財に指定されているこの塔は、確かに一見の価値があります。

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また、まちなかを歩いていると、こんな道標があちこちにありました。

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どうやら最近、設けられた道標のようです。これは歴史的まちづくりの一環のようで、街歩きの楽しみや地域住民の意識向上などに一役買うのでは、と思いました。

今回、最後の写真は、太子町のマンホール(蓋)です。ここの町花は"ひまわり"と"山茶花"とか。

マンホールの蓋のデザインは、沢山の"ひまわり"をあしらったものでした。

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我が故郷の太子町も、せっかくの歴史的遺産を有効に活用して、沢山の人たちが外から訪れるような町づくりを積極的に進めて欲しいと思います。

 (斑鳩寺は、今回でお仕舞いです)

斑鳩寺#1(兵庫県太子町に帰省しました)

この週末は、久しぶりに兵庫県へと帰省しました。

実家があるのは兵庫県太子町です。JR姫路駅で新幹線を降り、山陽線に乗り換えて3つ目の網干(あぼし)駅が最寄り駅となります。

久しぶりの帰省で、バタバタと用事に追われていました。その合間に参拝したのが斑鳩寺(いかるがでら)。実家から5分ほどにあって、子供の頃からよく遊んでいた場所です。

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斑鳩と言えば、奈良県を思い起こすことが多いですね。

兵庫県太子町鵤(いかるが)にある、この斑鳩寺は、606年に聖徳太子推古天皇から播磨国揖保郡の土地360町歩を賜り、当地を斑鳩荘(鵤荘)と命名して伽藍を建立したのが始まりと伝えられています。

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その後、長らく法隆寺の支院でしたが、室町期以降に天台宗に改めて今日に至っています。

太子町という町名も、聖徳太子との所縁から名付けられたものですね。

仁王門を潜ると、その左手に聖徳太子像が建っています。私が子供の頃からある、かなり古くて大きな銅像です。

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その側に建つのが、聖徳殿。奥が深くて、なかなか立派な建物です。馬の銅像は、戦時中に供出されて長らく無かったものが、近年になって新たに作られました。

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現在ある諸堂のなかで、一番立派な建物が三重塔です。1565年(室町時代後期)に建立(再建)された塔で、現在、国の重要文化財に指定されています。

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三重塔の後ろには、お地蔵さまが並んでいました。かなりの数ですね。確認し忘れましたが、八十八箇所に因んで88体あると聞いたことがあります。

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なかなか立派な古刹だと思うのですが、参拝客や観光客は少ない様子でした。

私が子供の頃は、境内を遊び場にしていましたが、今回は子供の姿も見かけませんでした。 

それでも境内を散策しながら子供の頃を思い出し、とても懐かしかったです。

   (斑鳩寺、続きます)

ブリスベンまち歩き#4(オールド・ウインドミルなど)

オーストラリアのブリスベンに行ったら、是非見ておきたい歴史的建造物がありました。

それは、オールド・ウインドミルです。場所は、ブリスベン・セントラル駅の裏手あたり。ウィッカム・テラスの通り沿いにありました。

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ブリスベンに収監された流刑囚によって、1829年に建てられた風車です。風力を利用した粉挽き所とするつもりが、設計ミスで風車が上手く作動しなかったとか。

仕方ないので、囚人が踏み車で粉挽きを行っていたそう。

1840年代に4枚あった羽根が外されて、現在の灯台のような姿になったと言われています。

風車は、全く役に立たなかったようですが、この建造物、よくまあ今日まで壊されずに残ったものだと感心しました。これもオーストラリアの大らかさからくるものでしょうか。

内部を見たかったのですが、非公開で見学出来ませんでした。全く残念です。

オールド・ウインドミルの近くで撮った幾つかの写真を紹介して、短いブリスベンの旅を終えたいと思います。

下の写真は、オールド・ウインドミルとは道を挟んだところに建つアパートの入口です。なかなかお洒落で素敵な感じだったので撮ってみました。

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次は、街角で見かけたシティ・サイクル(貸自転車)の置き場。この街には300〜500mおきにステーションが設けられているそう。

最近、日本でもあちこちで貸自転車が普及していますね。環境に良い乗り物なので、世界的にもドンドン増えていくのではと思います。

ただし、ブリスベンでは自転車用のヘルメット着用が義務づけられています。この点は、日本より厳しいですね。

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最後の写真は、宿泊したローマ・ストリート駅前で撮ったカンガルーらしき(?)大きな置き物です。

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よく見ると、何とも言えない味(愛嬌)がありますね。

ブリスベンには所用で1泊だけの旅でした。時間が余り取れなくて、まち歩きもやや中途半端となってしまいました。

機会があれば再訪して、もう少しゆっくりと街を見て歩きたいと思います。

   (次回は、シドニーまち歩きです)

 

ブリスベンまち歩き#3(総郵便局&アンザック・スクエア)

ブリスベン(オーストラリア第3の都市)の中心部、クイーン・ストリートに面して総郵便局(General Post Office、略称GPO)が建っています。

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1872年に建てられた伝統的建造物で、なかなか立派な造りです。この建物には、ひっきりなしに人が出入りしていました。内部を覗いてみましたが、カウンターがある普通の郵便局の造りでした。

このGPOの前、クイーン・ストリートを挟んで、やや大きめの広場があります。名前は、ポスト・オフィス・スクエア。そのものズバリの名前ですね。

ここは、市民の憩いの場所として人気の広場らしい。芝生の上に椅子を置いて、のんびり過ごす市民の姿が見られました。その芝生には、以前にも紹介した鳥(名前はわかりません)が悠然と散歩していました。

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街のど真ん中に、結構大きな鳥が遊んでいる様子は、オーストラリアならではですね。この素晴らしい都市環境には、羨ましさを感じました。

この広場の先には、アンザック・スクエアがあります。正面に見える時計塔の建物は、ブリスベン・セントラル駅です。

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アンザック・スクエアには、戦争記念碑があります。下の写真は、ギリシャ神殿風の重厚な円柱に囲まれた第1次世界大戦戦没者の慰霊碑です。

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1930年に建てられたもので、中には燃え続けている火があります。ここを訪れると、さすがに厳粛な気分になりました。

今回、最後の1枚は、郵便局がらみ。現地の街角にあった郵便ポストの写真を載せてみます。

赤と黄色のごく普通のポストですが、オーストラリアではお洒落に見えるのが不思議です。

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 (ブリスベンまち歩き、続く)

豊岡エキシビション2017に出かけました

昨夜は東京・神宮前のホテル(TRUNK)で行われた"豊岡エキシビション2017"に出席しました。

これは兵庫県豊岡市が毎年、東京で開催しているイベントですね。私は、今回初めて参加させて頂きました。

豊岡市コウノトリとの共生を掲げた自治体として知られています。

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コウノトリの餌場を確保するために、コメ作りで無・減農薬化や冬期湛水などを推進("コウノトリ育む農法")。今では"コウノトリ育むお米"のブランド名で大々的に売り出しています。

私がシンガポールに住んでいた頃、クラークキーにある明治屋(スーパー)でコウノトリ米の海外拡販に来星されたJA但馬の担当者と知り合いました。

以前に拙著(『地域ブランドと魅力あるまちづくり』)でコウノトリ米のブランディングを取り上げたこともあり、シンガポールでも喜んで"コウノトリ育むお米"を購入させて頂きました。

今回参加したエキシビションは、本当に盛会でした。とりわけ中貝市長のプレゼンは、分かり易くて、とても素晴らしかったです。

また、豊岡市の特産物が沢山並んで、これも見応え、食べ応えがありました。

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下の写真は、セコガニです。日本海の漁港で水揚げされたばかりのカニで、松葉ガニのメスですね。今の時期が丁度、旬だとか。

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他には、但馬牛などもありました。写真には立派なワサビも一緒に写っています。

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先に紹介した"コウノトリ育むお米"で作った"おにぎり"も出ました。

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どれも、とても美味しかったです。

豊岡の米作りには世界的に通用する優れた物語性(環境との共生)があるので、これから日本を代表するブランド米に成長していくと思います。

また、豊岡市には、有名な温泉地"城崎"や、城下町"出石"もあるので、その地域ブランド力は強力です。

かつて何度か訪れたことがありますが、これを機縁にまた訪問してみたいと思っています。

ブリスベンまち歩き#2(クィーン・ストリート・モール)

ブリスベンの街は、結構歩きやすかったです。街なかは綺麗だし、ローカルの人たちは皆、人懐っこくて親切でした。住みやすそうで、なかなか良い街という印象です。

この街の中心部シティーでは、他の街と少し異なったことがあります。それは、通りの名前の付け方。街の南北に走る通りは女性名、東西に走る通りには男性名が付いています。

例えば、女性名の通りはマーガレット、メアリー、エリザベス、クィーンなど。

シティーで最も賑やかな通りが、クィーン・ストリート・モールです。写真で見ると、こんな感じですね。

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ショッピングモールや専門店、レストラン、コーヒーショップなどが軒を連ねて、高級感ある街並みを形成しています。

下の写真は、モールの中心部ですね。なかなか、お洒落な空間になっています。

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モールの両側には、歴史を刻んだ建物が建っていました。建物を見て歩くだけでも面白いです。

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クィーン・ストリート・モールの端に建っているのが、トレジャリー・カジノ。オーストラリアで最も格調の高いカジノと言われています。

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この建物は、旧大蔵省の建物をリノベイトしたものとか。なかなかに重厚な雰囲気を醸し出しています。

下の写真は、カジノの近くジョージ・ストリートにあった標識です。黄色地で、とてもお洒落な感じの標識でした。何ヶ国語かで書かれていますが、日本語でも書かれていたので嬉しかったです。

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今回の最後の写真は、鳥です。名前は分かりませんが、モールのなかを何羽もが闊歩していました。餌があるからでしょうか。人と鳥の共生ですね。街なかでも、随所にオーストラリアらしさが見られて良かったです。

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ブリスベンまち歩き、続く) 

ブリスベンまち歩き#1(初めてのオーストラリア)

この土日は良い天気でしたね。久しぶりに神田川沿いを散歩したり、家の片付けをしたりで、ゆっくりと過ごしました。

写真を整理していたら、シンガポール在住時に出かけたオーストラリアの写真が出てきました。

出かけたのは、今年(2017年)の4月下旬。オーストラリアでは、ブリスベンシドニーに滞在しました。

半年ほど前の旅になりますが、写真の整理を兼ねて、両都市での"まち歩き"を記しておこうと思います。

まずは、ブリスベンのまち歩きからです。

シンガポールからブリスベン(オーストラリア)まで飛行機の所要時間は、およそ8時間。もっと近い印象ですが、結構かかりますね。

成田・ブリスベン間の飛行時間が約9時間ですから、日本から行くのと然程変わらない時間を飛行機で過ごすことになります。ただ、今回は乗ったエアラインがSQ(シンガポール航空)だったので結構、快適な空の旅となりました。

ブリスベンクイーンズランド州の州都で、人口は230万人ほど。亜熱帯に位置するオーストラリア第3の都市です。

ブリスベン国際空港に着いたのは、夕方。外は暗くなっていました。

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空港から市内へは、エアトレイン(電車)で30分ほどです。下の写真は、ホームの様子です。案内板の色と字体が、なかなかいいですね。

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電車は、こんな感じです。案内板といい、電車といい、色の使い方がとてもお洒落な感じです。

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乗った電車は、乗客が少なくて空いていました。オーストラリア第3の都市なので、人が多いのかと思いましたが、案外と閑散とした第一印象です。

この街は中心部をブリスベン川が蛇行して走っているので、リバーシティーと呼ばれています。

川沿いに拓けた街の中心部シティーには、近代的ビルに交じって、ルネッサンス風、ゴシック風、コロニアル風の建物が沢山残されているとか。これらを見るのは、とても楽しみですね。

 写真は、到着した翌朝に撮ったブリスベン・シティーホールです。

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1920年代に建てられたルネッサンス様式の建物で、高さ92mの時計台があり当地のランドマークとなっています。

次回からブリスベン中心部を歩いてみたいと思います。

   (ブリスベンまち歩き、続く)