観光研究者のまち歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

栗や柿など秋の収穫(田舎に帰省しました)

先日、所用があって実家に帰省しました。

私の田舎は、兵庫県の太子町。生まれたときから高校を卒業して大学進学のため上京するまで、この実家で暮らしていました。

実家には、そこそこ広い畑があります。かつては、野菜や果樹などたくさん栽培していましたが、今では私がたまに帰省して、玉ねぎを育てるくらいとなっています。

今回、久しぶりに帰省すると、10年ほど前に植えた栗の木の下に実がたくさん落ちていました。それも大きめの「毬栗(いがぐり)」が多かったです。

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俗に「桃・栗3年、柿8年」と言いますが、この栗の木は既に10年選手。これまでも実がなっていたのに、それに気づかなかったのかもしれません。

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今年は、柿も豊作でたわわに実っていました。

写真は渋柿ですが、甘い柿などの種類もいろいろあります。

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ほとんど世話もしていないのに、変わらず実り続ける果樹には少し驚きました。

思いもかけず秋の収穫を行い、その恵みに感謝しました。


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福岡土産に3つの銘菓を買いました(福岡その6)

早いもので、霜月(11月)となりました。

一昨日の夜、帰宅途中の渋谷駅周辺では、ハロウィンで仮装した人たちがたくさん集まって大騒動でした。

渋谷のハロウィンは、年々、盛大になっていますが、他人に迷惑をかけないというモラルは最低限守ってもらいたいですね。

ハロウィンに全く縁がない私のようなオジサンには、あまりの混雑に電車の乗り継ぎにも一苦労でした。

まあ、いくらボヤいても今年も、あと2ヵ月。何とか良い年で締めくくりたいものです。

さて、今回で福岡行きのレポートもお仕舞いです。

福岡では、土産として次の3つの銘菓を買って帰りました。土産と言っても、全部自分用なのですが。

 ①「シャルロット・オ・ショコラ」(パティスリー・イチリュウ)

 ②「鶏卵素麺」(松屋

 ③「博多通りもん」(明月堂

これらのうち、③「博多とおりもん」は、ほっこりとした皮に、しっとり滑らかな白あんを包んで焼いた菓子ですね。発売から20年余りですが、今では福岡土産の定番となりました。

①「シャルロット・オ・ショコラ」は、チョコレートを使った焼き菓子です。地元の福岡では、結婚式の引き出物などに使われるほどとか。確かに、ふんわりとした食感はなかなかの美味しさです。

市内でも売っているところは少なく、今回は、博多大丸地下2階で漸く購入できました。

下の写真は、「シャルロット・オ・ショコラ」と「博多通りもん」です。

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②「鶏卵素麺」は、すこし変わり種の菓子です。黄色く細長い麺のような姿をした卵菓子ですね。

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かなり甘いので、好き嫌いはありますが、その姿や味はインパクトが大きく、普通の土産に飽き足らない旅行者には打ってつけの土産菓子だと思います。

これも、なかなか売っていないのですが、福岡空港岩田屋売店でたまたま見つけて買うことができました。

福岡には、そのほかに「ひよこ」や「千鳥饅頭」「鶴乃子」などの銘菓があります。これらは、次回訪れたときの楽しみにとっておきたいと思います。


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福岡の「サザエさん通り」(福岡その5)

今回、福岡を訪れて当地にも「サザエさん通り」があることを知りました。

サザエさん」は、長谷川町子が描いた国民的な人気漫画ですね。

そして「サザエさん通り」と言えば、桜新町商店街(東京都世田谷区)がよく知られています。

この桜新町には、長谷川町子美術館があります。そして東急田園都市線桜新町駅から同美術館を結ぶ商店街通りが、1987(昭和62)年に「サザエさん通り」と命名され、広く知られるところとなりました。

一方、今回の福岡行きで、所用があった地下鉄西新駅の周辺を歩いていて見つけたのが、次の写真です。

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場所は、西南学院大学の図書館前あたりでした。

調べてみると、作者の長谷川町子は、1944(昭和19)年から1946(同21)年まで福岡市西新に住んでいたそう。

当時、百道(ももち)の海岸を散歩しながら、サザエ、カツオ、ワカメなど漫画の登場人物を発案し、1946(昭和21)年に創刊された夕刊フクニチ新聞(現在は休刊)に漫画「サザエさん」の連載を始めたそうです。

この縁で、2012(平成24)年に西新からシーサイドももち海浜公園までの約1.6㎞を「サザエさん通り」と命名したそう。

ただ、福岡の「サザエさん通り」は、知名度や認知度では、まだまだこれからの段階ですね。

国民的漫画家とのゆかりを積極的に生かしながら、ぜひ地元の活性化へと結びつけていって欲しいと思います。

イベントなどの企画を打ちながら、徐々にストーリーを紡いでいけば、地域のブランド力向上へと繋がっていくと思います。

私も帰京してから、あちこちで福岡の「サザエさん通り」のことを話しています。今度も応援していきたいですね。


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福岡の屋台で「オーバーツーリズム」について考える(福岡その4)

福岡では、地元在住の知人と夕食したあと、一人で那珂川べりを散歩しました。

写真は、橋の上から中洲方面を撮ったもの。川面にネオンが映える様子は、いつもながら、なかなかの風情でした。

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福岡へ出かけるたびに立ち寄るのが、川端にある屋台街です。

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今回もラーメンとおでんを楽しみに訪れましたが、屋台の周辺は外国人観光客等でかなりの混雑でした。

目当ての屋台も満席で入ることが出来ません。

仕方なく、あたりをブラブラしてから、屋台の前で席が空くのを待っていました。

川端の屋台は、以前から混んではいましたが、これほどの混雑は今回が初めてです。

ようやく席が空いて、ビールにおでん、ラーメンと立て続けに注文し、急いで食べて退散しました。(なお、私が入ったのは上の写真の屋台ではありません。念のため)。

狭い屋台で満席、しかも席待ちの人が後ろにいたりすると、落ち着いて飲んだり食べたり、ましてや話したりは出来ません。本来の屋台の良さが薄れたように感じて、一抹の寂しさを感じました。

そこで考えたことは、観光の現場や学会などで最近よく聞かれるようになった「オーバーツーリズム」についてです。

「オーバーツーリズム」とは、増えすぎた観光客でさまざまな弊害が起きることを言います。

観光客があふれることによる交通渋滞、街なかの混雑、ホテルやレストラン等のインフラ不足、ゴミやトイレなどの環境問題などなど。

これらの問題によって、地域住民の日常生活にも大きな影響が出てきます。

また、観光客が受けるサービス水準も低下していく恐れがあります。

ひいては、観光地の魅力そのものが棄損していくことにもなりかねません。

世界でも、最近になってベネチア(イタリア)やアムステルダム(オランダ)、ボラカイ島(フィリピン)などで「オーバーツーリズム」の問題点が表面化しました。

日本でも、京都の観光客が増えすぎて、市民生活に影響(長時間のバス待ち、交通渋滞など)が出ていると言われています。

今回、訪れた福岡市内や屋台街でも、同じような「オーバーツーリズム」の弊害が出始めているのではと感じました。

「オーバーツーリズム」に対しては、時間分散や場所分散、季節分散など、いくつかの対策が考えられます。

これらの詳細は、別途の機会に書きたいと思います。

今回は、福岡の屋台で経験した大混雑をもとに、「オーバーツーリズム」について書いてみました。


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宗像大社・辺津宮の景観&神宝館の展示など(福岡その3)

福岡市内から宗像大社辺津宮)へは、市内の天神から出ている特急バスに乗りました。片道1時間ほど(料金1,000円)の行程です。

帰りも特急バスを利用したので、時間の制約もあり、現地での滞在時間はおよそ2時間ほどでした。

最近は、どこへ出かけても外国人観光客が沢山いるのですが、宗像大社では、ほとんどその姿を見かけませんでした。

2017年に世界文化遺産へと登録されているので、その価値は世界的にも知られているはずなのですが・・・。

福岡市からは少し距離があることに加えて、日本古来の神道や信仰などのテーマが、外国人観光客には少し馴染まないのかもしれませんね。

それに社殿の彩色なども地味めですし。

まあ、その分、落ち着いた雰囲気のなかでお参りが出来ました。

ここで、宗像大社辺津宮)の神域で撮った写真を幾つか紹介したいと思います。

最初は、境内にある末社を撮ったものです。小ぶりのお社が整然と並んでいました。寂びた風景ですが、これはこれで壮観な眺めです。

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次の写真は、宗像大社のご神木です。楢(なら)の木で、樹齢はおよそ550年とか。

老木ながらも大きく枝を張って、立派な立ち姿でした。

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参拝の順路を辿っていくと、神宝館へと出ました。

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沖ノ島では、4世紀後半から約550年に亘って祭祀が執り行われていました。

島への出入りが厳しく制限されてきたため、島内には貴重な神具などが沢山残されており、海の正倉院とも呼ばれています。

そして、この神宝館には、祭祀で使われた神具などの出土品約8万点が収蔵されているそう。それらは全て国宝に指定されています。

たまたま神宝館では、「沖ノ島国宝展×藤原新也展」が開催中だったので、見学して来ました。

特に写真家・藤原新也沖ノ島に上陸して撮った写真は、通常では入島出来ない島の様子がうかがえて興味深かったです。

この展覧会を見学できただけでも、ここまでやって来た甲斐がありました。

最後の写真は、神門前の狛犬の写真です。この迫力ある姿が、とても気に入りました。

うちのaiboソニーの犬型ロボット)の小太郎にも少しは見習わせたいものです。

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宗像三女神降臨の地・高宮祭場【宗像大社・辺津宮】(福岡その2)

宗像大社辺津宮)には、宗像三女神が降臨されたという「高宮祭場」があります。

ここは全国でも数少ない古代祭場の一つですね。

そして辺津宮の神域では、最も神聖な場所の一つとして今日まで崇められきました。

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神道では、奈良時代に入るまでは社殿がなく、神奈備(かんなび)としての杜や山や島などが聖なる所として祀られていました。

ここで神奈備(かんなび)とは、神々が降りてくる依り代(よりしろ)を擁する領域のこと。古神道の聖地ですね。

例えば、奈良県桜井市にある日本最古の大神神社(おおみわ・じんじゃ)では、現在も本殿を持たず、三輪山をご神体としています(但し、拝殿はあります)。

そして古代祭場では、磐境(いわさか)と神籬(ひもろぎ)を中心として祭祀が行われます。

磐境(いわさか)とは、岩を並べたもので、神々が降臨する場所を表しています。祭祀では祭壇の役割を担います。

神籬(ひもろぎ)とは、神が宿る樹木などのこと。社殿や神棚以外で祭祀を行う対象となるところです。

宗像大社辺津宮の古代祭場である「高宮祭場」は、本殿などから少し離れた鬱蒼とした杜のなかにありました。

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次の写真は、磐境(いわさか)と神籬(ひもろぎ)をアップにして撮ったものです。

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祭場の周辺は、とても静かで清浄な空気感で包まれていました。

いかにも神様が降臨されそうな雰囲気がありますね。

パワースポットとしても知られる聖地であり、見学できてとても良かったです。

今回は、無理をしても宗像大社辺津宮を訪れた甲斐がありました。


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宗像三女神の宗像大社【辺津宮】(福岡その1)

所用があって福岡へと出かけました。

昨年の初秋にも福岡を訪れているので、およそ1年ぶりの訪問となります。

せっかく出かけるならと地図を眺めていると、宗像大社が目に留まりました。

福岡市内からは少し離れていますが、時間的には何とかお参りできそうなので、思い切って行ってきました。こうした機会を逃すと、次はいつになるか分からないですからね。

宗像大社は、辺津宮宗像市田島)、中津宮筑前大島)、それに沖津宮沖ノ島)の3宮の総称です。

古くから海上・交通安全の神として厚い信仰を受けてきました。

ご祭神は、宗像三女神(ムナカタ・サンジョシン)ですね。辺津宮には市杵島姫(イチキシマヒメ・三女神)、中津宮には湍津姫(タギツヒメ・次女神)、沖津宮には田心姫(タゴリヒメ・長女神)がお祀りしてあります。いずれも天照大神の息吹から誕生されたという女神です。

また宗像大社は、2017年に”「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”として世界文化遺産に登録されています。

今回初めて訪れたのは、宗像市田島にある辺津宮。ここが、宗像三宮の総社(第一宮)となります。全国約6,200社の宗像神を祀る神社の総本宮でもありますね。

境内はそれほど広くはないですが、清々しい空気が流れていて気持ち良かったです。

写真は、神門です。なかなか立派ですね。

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訪れたのがちょうど七五三のシーズンで、お宮参りをする家族連れが多かったです。

次の写真は、辺津宮の本殿と拝殿を撮ったものです。

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本殿は、1578年に大宮司宗像氏貞が再建したもの。一方、拝殿は1590年に小早川隆景が再建したものです。

宗像大社の歴史は古く、いつから本殿等の建物が建っていたのか判然とはしないとのこと。確かに神域に今も残されている「高宮祭場」などを見ると、その歴史の古さがよく分かります(「高宮祭場」については、次回に紹介します)。

次の写真は、境内に鎮座する第二宮(沖の島・沖津宮の分霊)と第三宮(筑前大島中津宮の分霊)を撮ったもの。

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これらに詣でることにより、宗像三宮をすべて参拝したことになります。

参拝者は、皆さん熱心にお参りされていました。

最後の写真は、神門の前の狛犬です。とても立派で強そうな佇まいが印象的でした。

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                                 (宗像大社、続きます)


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