観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

御茶ノ水のデザイン・マンホール(東京・千代田区)

前回のブログの続きです。

神田明神にお参りしたあとは、御茶ノ水駅前から駿河台方面へと歩きました。

明大通りの歩道で、たまたま遭遇したのが次のデザイン・マンホールです。

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手塚治虫の"鉄腕アトム"に登場する"お茶の水博士"ですね。

ここは御茶ノ水なので"お茶の水博士"のデザインなのでしょうか。

もう少し先に進むと、今度は"アトム"が描かれたデザイン・マンホールがありました。

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場所は、ちょうど明治大学の前あたり。

その昔、御茶ノ水周辺で勤めていた頃には、このような洒落たデザイン・マンホールはなかったですね。

千代田区も、なかなか粋なことをやるものです。

さらに、もう少し先にはアトムの妹の"ウランちゃん"のデザイン・マンホールもありました(残念ながら写真は撮り忘れました)。

街歩きの最中に、予期せずデザイン・マンホールを見つけると、本当に楽しい気分になりますね。

これも、街歩きの功徳のひとつと言えるでしょうか。

またどこかで、楽しいデザイン・マンホールに出会えると嬉しいです。

神田明神にお参りしました(東京・千代田区)

仕事帰り、江戸総鎮守である神田明神神田神社)にお参りしてきました。

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毎年恒例の初詣ですが、今年は、新型コロナの影響もあり、少し間を置いて一月も下旬のお参りとなりました。

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訪れた時間帯のせいか、はたまた新型コロナ禍のせいか、参拝者は思った以上に少なめでした。

この神社の"勝守"も頂いてきました。

余り験を担ぐ方ではないですが、ここの"勝守"には、結構ご利益があるように感じていて、毎年頂くことを恒例としています。

まあ、信じる者は救われるということでしょうか。

境内に神田明神が描かれたデザイン・マンホールが展示されてありました。

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昨年末に東急ハンズで購入したマンホール・カレンダー(全国各地のデザイン・マンホールの写真が載ったもの)の表紙を飾っていたのが、これですね。

本物が見られて、結構嬉しかったです。

いま町おこしの一環で、その地域の代表的な名所や産物などを描いたデザイン・マンホールを作るところが多くなっています。

力作も多くて、探して歩く楽しみもありますね。

私の知る限り、日本でしか見られない町おこし手法なので、全国にもっと広がればと思います。

海外では、公共の看板や商店の看板、壁絵、自動車のナンバープレートなどに地域色を出したり、凝るところが多いですね。

ともあれ、今年も神田明神に初詣が出来て良かったです。

早く新型コロナ禍が収束して、また自由な旅が再開できるよう心から願っています。

愛宕神社に初詣(東京・港区)

新型コロナ禍のなか、再び緊急事態宣言が発出されましたね。

この三連休は自宅で本を読んだり、TVでラグビーなどのスポーツ観戦をしています。

先週の金曜日、勤務先のすぐ近くにある愛宕神社(東京都港区)にお参りしてきました。

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ここは港区(東京都)にある愛宕山(標高25.7m)の頂上に鎮座して、防火・防災、開運等にご利益のある神社として知られています。

京都にある愛宕神社が総本社ですね。

新型コロナ禍も広い意味で災害と言えるので、早く収束するようお祈りしてきました。

愛宕山(標高25.7m)は23区内で最も高い自然の山です。

愛宕神社に参詣する(=山に登る)には幾つかのルート(道)があるのですが、やはり神社正面にある"出世の階段"を上るのが王道ですね。

こんな感じです。

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86段の階段は傾斜がとても急で、途中に踊り場もありません(両端に手すりはあります)。

でも参拝者の多くは途中で休みもせず、軽々と上っていきますね。

階段の上からは、こんな景色が見られます。

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高い場所が苦手だと、上るのも下るのもかなり厳しいものがあります(私のことです)。

オフィス街に近いので、昼休みには結構な人が運動を兼ねてお参りしていますね。

これが"出世の階段"と呼ばれているのは、次のような逸話によります。

江戸期、徳川家光公が愛宕山に咲く梅の花を見て、誰か馬にて梅を取って参れ、と命じた際に、余りに急な階段に誰もが尻込みしました。

そのなか、四国丸亀藩士の曲垣平九郎(まがき・へいくろう)が乗馬にて階段を駆け上り、梅の花を献上、家光公から称賛されたことに由来しているそう。

私も急な階段を上ってお参りしたので、今年は開運のご利益があると信じているのですが・・・。

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箱根駅伝と大学ラグビー、そして“まちづくり"

正月三が日も、あっという間に終わってしまいました。

今日が仕事はじめという人も多いのでは、と思います。

新型コロナ禍で、今年の三が日はどこにも出かけませんでした。

ただ、恒例の箱根駅伝大学ラグビーは大ファンで、毎年TV観戦を楽しみにしています。

今年は贔屓チームの一つ明大が、箱根駅伝ではシード落ち、ラグビーでは天理大学に完敗と全く残念な結果となってしまいました。

最近は大学のブランド力アップを目的に、いろんな大学が学生スポーツの競技力強化へと取り組んでいますね。

TV中継をはじめ、メディアも大々的に取り上げてくれますから、その宣伝効果には非常に大きいものがあるのでしょう。

競技力の強化には、有力な高校生のスカウトが必須らしく、激しい勧誘合戦もあるとか。

個人的には、スカウティングもさることながら、より重要なのは育成力ではないかと思いますが・・・。

それが団体競技であれば、なおさらですね。

これだけ盛り上がっている学生スポーツですから、何とか"まちづくり"へと活かせないものか、仕事柄つい考えてしまいます。

その昔、鹿児島に赴任していた頃、スポーツ合宿の誘致を盛んにやっていました。

誘致する自治体には施設整備などの負担がかかりますが、誘致や運営力次第ではペイできるはず。

菅平(長野県上田市)のように"ラグビー合宿の聖地"と言われるような先例もありますね。

もちろん、気候や交通の利便性なども関係するでしょうが、地域のブランド力向上等に資することは確かでしょう。

この正月は、そんなことも考えながら箱根駅伝大学ラグビーを観戦していました。

写真は、昨年末に訪れた箱根神社を撮ったものです。 

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ここは箱根の山岳信仰から発した神社で、源頼朝をはじめ徳川家康など関東の武家に深く信仰されてきた古社ですね。

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新型コロナ禍の最中でしたが、結構な人がお参りに訪れていました。

大阪ミナミの風景

(前回からの続きです)

住吉大社にお参りした後は、南海電車に乗って難波へと戻りました。

戎橋筋で出会ったのが、商店街のマスコットキャラクター"えびたん"です。

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新型コロナ対策なのか、マスクをしていましたね。

このマスコット、色も鮮やかで、なかなかに可愛かったです。

久しぶりに法善寺横丁の水掛不動にもお参りしました。

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その後、道頓堀へと出ましたが、コロナ禍のせいか、はたまた訪れた時間帯のせいか、思った以上に人出が少なかったです。

昨年に閉店した"づぼらや"(フグ料理店)をはじめ、休業中の店舗も多く、以前の賑わいが嘘のように無くなっていました。

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それでも、せっかく道頓堀まで来たので、たこ焼きを食べることに。

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この味は以前のままで、美味しかったですね。

次の写真は戎橋を撮ったものです。

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以前訪れたときは外国人観光客などで大賑わいでしたが、今回は人通りも少なめでやや寂しい印象でした。

戎橋には次のような標示がありました。

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「戎橋 白粉(おしろい)紙を 散らす恋」

これは岸本水府の川柳ですね。 

岸本は、グリコの「一粒300メートル」の名コピーを作った人として知られています。

これだけ人出が少ないと、有名なグリコの看板も何やら寂しげに見えました。

新型コロナ禍でインバウンドが消滅、国内客も外出しずらくなって、繁華街も大変な時を迎えています。

コロナ禍が収まってくれれば良いのですが、まだしばらくは耐えていくしかないでしょう。

理想的にはインバウンドに極端に頼らないまちづくりを目指すことでしょうが、果たしてそれが出来るかどうか。

まちづくりにもリスク管理の視点が求められていますね。

住吉大社【二十二社詣で】(大阪市住吉区)

住吉大社を訪れました。

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ここは「二十二社」のうち「中七社」に含まれる神社ですね。

二十二社」とは神社の社格のひとつで、天変地異などの重大事が起きたとき国家(朝廷)が神前に供物(幣帛・へいはく)を捧げた社格の高い神社をさしています。

この社格は、1039年(平安時代後期)に後朱雀天皇により制定されたもの。

22の神社は、さらに「上七社」「中七社」「下八社」に区分されています。

住吉大社は、全国に2,300社ある住吉神社の総本社で、摂津国一の宮としても知られています。 

創建の時期ははっきりしませんが、ご祭神が記紀神話に登場することから相当の歴史があることに間違いはありません。

初詣では例年200万人以上の参詣者があるそうで、大阪の氏神様とも言われていますね。

今回は天王寺駅前から阪堺電軌上町線に乗って訪れました(住吉鳥居前下車)。 この路線は路面電車で、なかなか味があって良かったです。

電車を降りると、すぐ目の前に住吉大社の境内が広がっていました。

写真は、参道に掛かる"反橋"を撮ったもの。

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朱色の太鼓橋は住吉大社の象徴とされ、参拝者は歩いて渡ることが出来ます。

広い境内には、4つの本殿がありました。

第一本宮から第三本宮が、底筒男命(そこつつのおのみこと)など住吉大神(三柱)をお祀りしたお社です。

写真は、第一本宮を撮ったもの。

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古代神殿の建築様式(住吉造)をよく伝えており、4つの本殿とも国宝に指定されています。

第四本宮には神功皇后が祀られています。

次の写真では第三本宮と第四本宮が並んで写っています。

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本殿の建物は、簡素ななかにも荘厳さがあって素晴らしかったですね。

参道には"遣唐使進発の地"の石碑がありました。

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古代より航海の守護神だったことに加えて、この場所の近くまで海が迫っていたと言うことでしょうか。 

ちなみに、遣唐使船には住吉大神が祀られていたとか。

参拝のあと、いつものように御朱印を頂こうと社務所に立ち寄りました。 

でも、残念ながら新型コロナ禍の影響で持参の朱印帳には記帳してもらえず、予め用意された一枚紙の御朱印を頂くことになりました。

念のため神職朱印帳への記帳を頼んでみましたが、誠につれない返事でした。

全く、新型コロナの影響が御朱印まで及んでいるとは、少しばかりガッカリの参詣となってしまいました(まあ、仕方ないですね)。

なお「二十二社」詣でのレポートも今回で6社(大和神社石上神宮春日大社、八坂神社、伏見稲荷神社、住吉大社)となりました。

まだまだ先は長いですが、新型コロナ禍を乗り越え、何とか22社すべてを参拝したいと思っています。

新春のご挨拶

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皆さん、明けましておめでとうございます。

元旦は東京の自宅で迎えました。

昨年は、新型コロナに振り回された一年でしたね。

このブログも、旅や外出が制限されたこともあって記事の更新が滞りがちとなってしまいました。

今年は一日も早くコロナ禍が収まって、自由な旅が出来るようになりたいものです。

まだ出かけたことがない国や訪れたい地域が沢山残っています。 一方で、残された人生の時間を考えると、じっとはしていられない心境になりますね。

まあ、この正月は観念して自宅で過ごさざるを得ませんが。

ステイホームの正月は、箱根駅伝大学ラグビーのTV観戦を楽しみにしています。

いずれも近年は伝統校が復活して強くなってきたこともあり、見ていて面白いですね。

このブログも今後は旅だけでなく、いろいろな話題やテーマを見つけて書いてみようと考えています。

今年も何卒宜しくお願い申し上げます。