観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

山形県

庄内地方見て歩きNo.25(まとめ)

山形県庄内地方は、かねてから訪れてみたい土地の一つでした。こうして実際に旅してみると、話に聞いていた庄内地方の豊かさが実感されます。私は以前から、食だけで旅行者は誘致できない、と主張してきました(このためB級グルメのまちおこしには懐疑的で…

庄内地方見て歩きNo.24(土門拳記念館・酒田市)

先週末は、兵庫県の田舎(太子町)に帰省していました。親戚廻りや墓参り、畑の草ひきなど、田舎ならではの用事を済ませてきました。それにしても暑かったです。 さて、庄内地方見て歩きも、そろそろお仕舞いです。酒田市(山形県)で是非訪れたかったのが、…

庄内地方見て歩きNo.23(旧割烹小幡・酒田市)

今日の東京は、午前中よく晴れていましたが、午後になって曇ってきました。台風の影響でしょうか、なかなかすっきりした天気に戻りません。今日は一日、家に籠っていました。9月に札幌で開催される地域再生セミナーの基調講演レジュメ作り。事例を沢山話し…

庄内地方見て歩きNo.22(酒田市・日和山公園)

日本海に面した酒田は、江戸期に北前船・西廻り航路の起点として栄えた町。最上川の舟運で運ばれた紅花や庄内米などを、日本海から瀬戸内海を経て大阪へと運んでいました。往時の繁栄は「西の堺、東の酒田」と謳われたほど。日和山公園からは酒田港が一望で…

庄内地方見て歩きNo.21(山居倉庫・酒田市)

8月に入って夏本番のはずが、すっきりしない空模様の続く東京です。 さて、庄内地方見て歩きの続きです。 鶴岡から酒田へとやってきました。ここで一番見たかったのが山居倉庫。 1893(明治26)年に酒田米穀取引所の付属倉庫として建設され、今も現役の農業…

庄内地方見て歩きNo.20(アル・ケッチァーノその2)

久しぶりのブログ更新です。このところ仕事が混んで、思うように自分の時間がとれませんでした。7月も、そろそろ終わり。 夏休みでもとってリフレッシュしたいところです。 さて、鶴岡市の郊外にあるアル・ケッチァーノの続きです。今では全国的な知名度を…

庄内地方見て歩きNo.19(アル・ケッチァーノ)

庄内に行くからには、夕食はアル・ケッチァーノでと前々から決めていました。 東京から予約の電話を入れましたが、生憎と満席との返事。諦めきれず、一日おいて再度電話を入れると、すんなりと予約できました。鶴岡の市街地からは、やや離れたところにあり、…

庄内地方見て歩きNo.18(庄内映画村オープンセットその5)

庄内映画村オープンセットの入口にあるのが銭湯「鶴乃湯」。 映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督、2008年公開)でロケに使用された実在の銭湯です。この映画は、第81回アカデミー賞外国語映画賞の受賞作。庄内地方の美しい自然や町並み、景観などを存分に取…

庄内地方見て歩きNo.17(庄内映画村オープンセットその4)

庄内映画村オープンセットは88ha(東京ドーム20個分)もあって、とにかく広い。しかも、夏の炎天下を歩くとなると、なかなか大変です。ただ、エリアが幾つかに分かれていて、その間はバスで移動可能です。下の写真は、オープンセットを撮ったお気に入りの…

庄内地方見て歩きNo.16(庄内映画村オープンセットその3)

庄内映画村では、オープンセットを活用して、あちこちでイベントをやっています。写真は、人形劇のイベントです。 人形劇団「狐美里(こんみり)一座」が、庄内地方の歴史に基づいた創作劇を演じています。観客は座敷に自由に座って、ごく間近に見ることがで…

庄内地方見て歩きNo.15(庄内映画村オープンセットその2)

例年より早く梅雨が明けてから、ずっと晴天続きの東京です。 とにかく暑いですね。土曜日ですが、朝から仕事場に来ています。 閑散としたオフィスで、少しは仕事も捗りそうです。 さて、庄内映画村オープンセットの続きです。 庄内映画村は、2006年に地元企…

庄内地方見て歩きNo.14(庄内映画村オープンセット)

今回、庄内地方を訪れた大きな目的が「庄内映画村オープンセット」を見学することでした。 月山の麓、大自然の中に、東京ドーム20個分(88ha)もの広大な敷地をもつオープンセットで、映画撮影のために建てられたセットを、そのまま保存し、2009年から一般公…

庄内地方見て歩きNo.13(藩校・致道館)

週明けの今朝も暑い東京です。 通勤電車も相変わらずの混雑ぶり。 サマータイムで早出の会社も多いと聞くのですが・・・。 やはり、東京の人口集中を何とかしないといけませんね。 3・11の震災後、特に東京はとてつもないリスクを背負っているように思い…

庄内地方見て歩きNo.12(藤沢周平記念館)

東京は昨日、梅雨明けしました。 本格的な夏の到来で、かなり暑い休日です。 さて、鶴岡(山形県)まち歩きの続きです。鶴岡公園の荘内神社のすぐ近くにあるのが「藤沢周平記念館」。 鶴岡市が2010年に開館した作家・藤沢周平(1927〜1997)の文学館です。設…

庄内地方見て歩きNo.11(荘内神社のおみくじ)

今朝の東京も曇り空。 鬱陶しい天気が続いています。この週末は地方に取材に出かける予定でしたが、風邪で体調がすぐれず、已む無くキャンセルしました。 残念です。 さて、鶴岡市内まち歩きの続きです。鶴岡公園は緑や水が多くて、散歩するのに気持ちが良い…

庄内地方見て歩きNo.10(旧西田川郡役所ほか)

久し振りのブログ更新です。 東京は、暑い日が続いています。 湿度も高いので梅雨明けが待ち遠しいですね。 さて、鶴岡市内のまち歩きの続きです。写真は「旧西田川郡役所」。 前回にも触れた致道博物館(鶴岡公園)にあります。バルコニー、時計塔が付いた…

庄内地方見て歩きNo.9(旧鶴岡警察署庁舎)

鶴岡市の中心部・鶴岡公園には致道博物館があります。 この博物館には、鶴岡の歴史的建造物が幾つか集められています。写真は「旧鶴岡警察署庁舎」。 1884(明治17)年、市内馬場町に建てられた警察庁舎です。 設計したのは、地元の大工棟梁・高橋兼吉…

庄内地方見て歩きNo.8(鶴岡カトリック教会天主堂)

今日も蒸し暑い東京です。 仕事場も節電のため空調の温度設定が高め。 せめて早く梅雨が明けてくれないものか、と思うこの頃です。 さて、鶴岡市(山形県)の市内に入って、まず訪れたのが鶴岡カトリック教会。ここには赤い屋根と白亜の建物が特徴の美しい天…

庄内地方見て歩きNo.7(玉川寺)

今日の東京は良く晴れました。 気温もかなり高く、6月からこれでは盛夏が思いやられます。 さて、羽黒山を後にして向かったのが玉川寺(ぎょくせんじ)。羽黒山の麓にあって、開山約760年の歴史的古刹(曹洞宗の禅院)です。 ここの庭園は、1450年代…

庄内地方見て歩きNo.6(羽黒山鐘楼)

久しぶりのブログ更新です。先週末から地方に出かけていました。 とても暑かったですが、昨夜、東京駅に着くと案外と涼しいので一安心。節電のなか、今年は少しでも涼しい日が続くと嬉しいのですが・・・。 さて、庄内地方見て歩きの続きです。羽黒山三神合…

庄内地方見て歩きNo.5(羽黒山三神合祭殿)

今朝の東京は、快晴となりました。 青空を見るのは、久し振りです。気温も高く、節電を強いられる今夏の先行きが思いやられますね。 さて、羽黒山(山形県)の続きです。杉並木の終点にあるのが、羽黒山三神合祭殿。 出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の各山…

庄内地方見て歩きNo.4(庄内おばこ)

今日の東京は、終日、雨模様。 家に籠って読んでいたのが、佐伯泰英『居眠り磐音・江戸双紙』第5巻。このシリーズは、読みだすと止まらなくなるのが難点。 それほどに面白い時代小説です。 さて、羽黒山の続きです。羽黒山五重塔付近で「庄内おばこ」の格好…

庄内地方見て歩きNo.3(羽黒山五重塔と爺杉)

羽黒山(山形・鶴岡市)の参道「一の坂」の上り口にあるのが羽黒山五重塔です。 高さ29mの三間五層柿葺木造で、国宝に指定されているもの。現在の塔は、約600年前に再建され、東北では最も古いと言われています。また、ミシュラン・グリーンガイド・ジ…

庄内地方見て歩きNo.2(羽黒山杉並木その2)

羽黒山(山形県)参道の杉並木の続きです。参道の起点「随神門」から少し下ったところに、小さなお社が幾つか固まって建っていました。 お社のそばでは、何人かの若い人たちが草ひきをしていました。 この参道は、こうした人たち(たぶん、ボランティア)に…

庄内地方見て歩きNo.1(羽黒山杉並木)

週初めの東京は梅雨空で始まりました。 通勤沿線の紫陽花が、とても綺麗に咲いています。紫陽花には、やはり雨が似合いますね。 さて、今回から山形県の庄内地方を巡ります。庄内は、小説家・藤沢周平(鶴岡市出身)の作品の舞台、海坂藩のモデルであり、か…