観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

京都まち歩き#4(御香宮神社ほか)

今日で正月の三が日もお仕舞いです。明日は仕事始め。やや憂鬱な気分でもありますが、何とか元気に頑張りたいと思っています。

さて、今回も京都は伏見地区まち歩きの続きとなります。

伏見桃山駅京阪電車)の東側、近鉄京都線を超えてすぐのところに御香宮神社があります。

写真は、その表門です。

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なかなか立派な造りですね。鳥居が見えますが、その先に拝殿と本殿があります。

この神社は、伏見地区の産土神として敬われています。安産の神様である神功皇后をはじめ、六神をお祀りしています。

下の写真は、拝殿です。

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これもまた、立派な建築物です。この建物の見どころは、極彩色の唐破風彫刻ですね。確かに色鮮やかで豪華な彫刻が施されていました。

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御香宮神社の名前の由来は、862年に時の清和天皇から賜わったものとか。境内から良い香りの水が湧き出し、それを飲むと病が治ったという伝承が伝わっています。

この神社の境内から湧き出る水は、名水百選(1985年に環境庁が選定)にも選ばれています。地元の人たちが汲みにやって来るほどだとか。

名水が家の近くにあるとは全く羨ましい限りです。

せっかく参拝したので、この神社でも御朱印を頂いて帰りました。

あと、伏見に来たので備忘録的に寺田屋について書いておきます。

寺田屋は、幕末に2度の寺田屋事件があったことで有名です。特に、1866(慶応2)年に伏見奉行が坂本龍馬を襲った騒動は広く知られています。お龍さんの機転で、龍馬は辛くも一命を取り留めた事件ですね。

その寺田屋があった跡は、現在、公園(庭園)として整備されています(写真の通り)。

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騒動のあった寺田屋の建物は、1868(慶応4)年の鳥羽伏見の戦いで焼失したのが、どうやら史実のようです。

ところが、この公園の隣には木造建築の寺田屋が宿屋として営業しています。当時のまま残されたとされる内部の見学も出来るようです(騒動の際についたとされる刀痕や弾痕などが見られるようです)。

でも、ネットなどでは、この建物は後に隣接地に再建されたものという説がもっぱらです。ということで、真偽のほどは不明としても、今回、建物内部の見学はパスしました。ちなみに、建物は次の写真の通りです。

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  (京都まち歩き、続く)


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