仕事柄、あちこちの街を歩いていると、良い街に共通した条件があることに気づきます。
その一つが、街なか(or 街の近く)に川が流れていること。
名古屋の場合は、近くに庄内川が流れていますが、街なかからは少し距離があります。
そこで近年、地域おこしなどで活用すべく注目されているのが堀川です。
堀川は江戸時代の初め、名古屋城築城の天下普請に際して資材運搬を目的に掘削された水路が、そのルーツだとか。
上の写真は、市内西区にある四間道(しけみち)あたりで撮ったもの。
向こうに見える橋は「五条橋」です。
なかなかの風情に写っていますが、川の水自体は少し濁っているように見受けられました。
調べてみると、堀川には源流らしき水源がないため、新たな水の供給が少なく水質向上が、なかなか難しい由。
それにしても折角の親水空間なので、何とか地域づくりに活かして欲しいと思います。
近年では、遊歩道に沿ってお洒落な飲食店(カフェなど)等も出来ているようなので、今後の展開に期待したいですね。
次の写真は、「四間道(しけみち)」を撮ったもの。
堀川沿いにあって、江戸初期に名古屋開府にあたって当地へと移ってきた商人たちが住んだ場所だそう。
元禄期に起きた大火の後、防火を目的に道幅を四間(約7m)へと拡張したことから「四間道」と名付けられたとか。
今も、土蔵や町家が連坦して続く景観は、なかなか見応えがあります。
「四間道」周辺に残る町家を活用したショップや料理屋、カフェなどが増え、このあたりは注目されるエリアとなっています。
次に名古屋を訪問したときは、ぜひ「四間道」周辺で食事してみたいと思うほどでした。
このあたりの散策は、おススメです。
きっと何か新しい発見があると思いますよ。