観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

2011-01-01から1年間の記事一覧

庄内地方見て歩きNo.15(庄内映画村オープンセットその2)

例年より早く梅雨が明けてから、ずっと晴天続きの東京です。 とにかく暑いですね。土曜日ですが、朝から仕事場に来ています。 閑散としたオフィスで、少しは仕事も捗りそうです。 さて、庄内映画村オープンセットの続きです。 庄内映画村は、2006年に地元企…

庄内地方見て歩きNo.14(庄内映画村オープンセット)

今回、庄内地方を訪れた大きな目的が「庄内映画村オープンセット」を見学することでした。 月山の麓、大自然の中に、東京ドーム20個分(88ha)もの広大な敷地をもつオープンセットで、映画撮影のために建てられたセットを、そのまま保存し、2009年から一般公…

庄内地方見て歩きNo.13(藩校・致道館)

週明けの今朝も暑い東京です。 通勤電車も相変わらずの混雑ぶり。 サマータイムで早出の会社も多いと聞くのですが・・・。 やはり、東京の人口集中を何とかしないといけませんね。 3・11の震災後、特に東京はとてつもないリスクを背負っているように思い…

庄内地方見て歩きNo.12(藤沢周平記念館)

東京は昨日、梅雨明けしました。 本格的な夏の到来で、かなり暑い休日です。 さて、鶴岡(山形県)まち歩きの続きです。鶴岡公園の荘内神社のすぐ近くにあるのが「藤沢周平記念館」。 鶴岡市が2010年に開館した作家・藤沢周平(1927〜1997)の文学館です。設…

庄内地方見て歩きNo.11(荘内神社のおみくじ)

今朝の東京も曇り空。 鬱陶しい天気が続いています。この週末は地方に取材に出かける予定でしたが、風邪で体調がすぐれず、已む無くキャンセルしました。 残念です。 さて、鶴岡市内まち歩きの続きです。鶴岡公園は緑や水が多くて、散歩するのに気持ちが良い…

庄内地方見て歩きNo.10(旧西田川郡役所ほか)

久し振りのブログ更新です。 東京は、暑い日が続いています。 湿度も高いので梅雨明けが待ち遠しいですね。 さて、鶴岡市内のまち歩きの続きです。写真は「旧西田川郡役所」。 前回にも触れた致道博物館(鶴岡公園)にあります。バルコニー、時計塔が付いた…

庄内地方見て歩きNo.9(旧鶴岡警察署庁舎)

鶴岡市の中心部・鶴岡公園には致道博物館があります。 この博物館には、鶴岡の歴史的建造物が幾つか集められています。写真は「旧鶴岡警察署庁舎」。 1884(明治17)年、市内馬場町に建てられた警察庁舎です。 設計したのは、地元の大工棟梁・高橋兼吉…

「日本の食文化を世界無形遺産に、農水省、登録申請へ」(今朝の新聞報道から)

今日の朝刊で気になったのが標記の記事。原発事故の影響で、日本の食・農林水産物の信認が揺らいでいるなか、それらへの信認・価値の回復・向上を図ることが目的のひとつとか。世界無形遺産は、世界自然遺産や文化遺産の「無形文化財版」で、国内では「歌舞…

庄内地方見て歩きNo.8(鶴岡カトリック教会天主堂)

今日も蒸し暑い東京です。 仕事場も節電のため空調の温度設定が高め。 せめて早く梅雨が明けてくれないものか、と思うこの頃です。 さて、鶴岡市(山形県)の市内に入って、まず訪れたのが鶴岡カトリック教会。ここには赤い屋根と白亜の建物が特徴の美しい天…

庄内地方見て歩きNo.7(玉川寺)

今日の東京は良く晴れました。 気温もかなり高く、6月からこれでは盛夏が思いやられます。 さて、羽黒山を後にして向かったのが玉川寺(ぎょくせんじ)。羽黒山の麓にあって、開山約760年の歴史的古刹(曹洞宗の禅院)です。 ここの庭園は、1450年代…

庄内地方見て歩きNo.6(羽黒山鐘楼)

久しぶりのブログ更新です。先週末から地方に出かけていました。 とても暑かったですが、昨夜、東京駅に着くと案外と涼しいので一安心。節電のなか、今年は少しでも涼しい日が続くと嬉しいのですが・・・。 さて、庄内地方見て歩きの続きです。羽黒山三神合…

庄内地方見て歩きNo.5(羽黒山三神合祭殿)

今朝の東京は、快晴となりました。 青空を見るのは、久し振りです。気温も高く、節電を強いられる今夏の先行きが思いやられますね。 さて、羽黒山(山形県)の続きです。杉並木の終点にあるのが、羽黒山三神合祭殿。 出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の各山…

庄内地方見て歩きNo.4(庄内おばこ)

今日の東京は、終日、雨模様。 家に籠って読んでいたのが、佐伯泰英『居眠り磐音・江戸双紙』第5巻。このシリーズは、読みだすと止まらなくなるのが難点。 それほどに面白い時代小説です。 さて、羽黒山の続きです。羽黒山五重塔付近で「庄内おばこ」の格好…

庄内地方見て歩きNo.3(羽黒山五重塔と爺杉)

羽黒山(山形・鶴岡市)の参道「一の坂」の上り口にあるのが羽黒山五重塔です。 高さ29mの三間五層柿葺木造で、国宝に指定されているもの。現在の塔は、約600年前に再建され、東北では最も古いと言われています。また、ミシュラン・グリーンガイド・ジ…

庄内地方見て歩きNo.2(羽黒山杉並木その2)

羽黒山(山形県)参道の杉並木の続きです。参道の起点「随神門」から少し下ったところに、小さなお社が幾つか固まって建っていました。 お社のそばでは、何人かの若い人たちが草ひきをしていました。 この参道は、こうした人たち(たぶん、ボランティア)に…

庄内地方見て歩きNo.1(羽黒山杉並木)

週初めの東京は梅雨空で始まりました。 通勤沿線の紫陽花が、とても綺麗に咲いています。紫陽花には、やはり雨が似合いますね。 さて、今回から山形県の庄内地方を巡ります。庄内は、小説家・藤沢周平(鶴岡市出身)の作品の舞台、海坂藩のモデルであり、か…

佐賀焼き物散歩No.15(有田陶磁の里プラザ)

佐賀県今朝の東京は雨模様。 梅雨らしい天気となりました。土曜日ですが、朝から仕事場に来ています。 拙著の版元・学芸出版社の編集者から連絡があって、3.11の震災関連の緊急インタビューを本にしたいとのこと。 http://www.gakugei-pub.jp/higasi/i00…

「世界農業遺産に佐渡と能登が登録へ」(昨日の新聞報道から)

昨日の新聞で、観光振興や地域ブランドの面からも注目される報道がありました。それは、佐渡市(新潟県)と七尾市など4市4町(石川県・能登半島)の2ヶ所が、世界農業遺産に日本から初めて登録される見通しになったとのこと。世界農業遺産とは、地域環境…

佐賀焼き物散歩No.14(有田・源右衛門窯)

有田・内山地区の次に向かった先が、少し離れた源右衛門窯。開窯250年余の伝統ある窯元です。 日本の磁器は、1616年に朝鮮人陶工・李参平が有田東部の泉山で白磁鉱を発見したのが始まり。これにより有田は、磁器発祥の地となりました。有田焼は、次の…

散歩道で見かけた紫陽花など

昨日の日曜日は、梅雨の間の晴れ間。午後から自宅の周辺を散歩しました。写真は、最寄駅近くの線路際で撮った紫陽花です。 まだ咲き始めですが、とても綺麗でした。この沿線には、紫陽花が沢山植えてあり、この季節の通勤時の楽しみとなっています。下の写真…

佐賀焼き物散歩No.13(有田・トンバイ塀のある裏通り2)

有田のトンバイ塀のある裏通りの続きです。有田陶磁美術館、辻製磁社を過ぎて、裏通り沿いにトンバイ塀を追いかけていきました。そこに工場らしき建物が、急に現れてきます。その入り口に建っているのが、下の写真の建造物。 ここは「岩尾磁器工業上有田工場…

佐賀焼き物散歩No.12(有田・トンバイ塀のある裏通り)

今朝の東京は、気持ちよく晴れました。 梅雨も中休みといったところです。 有田陶磁美術館(佐賀)付近の裏通りには、トンバイ塀が沢山残り独特の景観を生み出しています。 トンバイ塀とは、登り窯を築くために用いた耐火煉瓦(トンバイ)の廃材や使用済みの…

佐賀焼き物散歩No.11(香蘭社有田本店)

今日も曇り空の東京です。金曜日は、通勤電車も比較的空いています。 週の後半になるほど、混雑が収まってくるのが不思議ですね。 さて、佐賀焼き物散歩の続きです。 過去のブログを読み返してみると、焼き物散歩と言いながら、触れているのは町並みや建物の…

佐賀焼き物散歩No.10(有田内山の伝統的町並み)

6月に入って東京は曇り空。 いよいよ梅雨本番ですね。 さて、有田内山地区(佐賀県)の続きです。ここは陶磁器生産の拡大に伴い、江戸初期に形成された製磁町です。当時設けられていた上の番所から下の番所まで、約2kmにわたって伝統的町並みが続いてい…

佐賀焼き物散歩No.9(有田異人館)

今日は、はや5月の晦日。 通勤電車から眺める木々の緑も、次第に濃さを増したようです。沿線の紫陽花も、花弁が次第に膨らんできました。 さて、佐賀焼き物散歩の続きです。 有田までやってきて、クルマを停めたのが深川製磁の駐車場。その隣に建っているの…

有川浩『県庁おもてなし課』(最近読んだ本)

台風の影響なのか、今日も強い雨が降り続いています。外出する気もおきず、家で本を読んだり、部屋の整理をしたり・・・。 やや物足りない休日です。 今回は、最近読んだ本の紹介です。取り上げるのは、有川浩『県庁おもてなし課』(角川書店)。 高知県出身…

佐賀焼き物散歩No.8(嬉野の茶畑)

関東地方は早くも梅雨入り。 台風の影響もあってか、昨夜から雨が降り続いています。土日は観光業界にとって書き入れ時。 雨が降ると客足に影響するので、やや痛いですね。 さて、佐賀焼き物散歩の続きです。 伊万里(佐賀県)、波佐見(長崎県)と廻って、…

佐賀焼き物散歩No.7(長崎県・波佐見焼)

長崎県今回は、佐賀県ではなく長崎県は波佐見焼の里歩きです。伊万里からクルマで、少し走ったところに波佐見焼の里・中尾山地区(長崎県波佐見町)があります。波佐見焼は、染付の磁器として知られています。大村藩が16世紀末に、朝鮮の役で連れ帰った陶…

佐賀焼き物散歩No.6(鬼木棚田・長崎波佐見)

伊万里(佐賀県)の近くに、これも陶器で有名な波佐見町(長崎県)があります。ここも見ておこうと、クルマを走らせる途中で見つけたのが「鬼木棚田」(長崎・波佐見町)。 棚田は、傾斜1/20(20m進んで1m上がる)以上の傾斜地に造られた階段状の水田のこ…

佐賀焼き物散歩No.5(伊万里の民家レストラン)

今朝の東京は雨模様。 まるで梅雨に入ったかのようです。そろそろ紫陽花(あじさい)の季節。 今年は、どこかに見に出かけたいものです。 さて、佐賀焼き物散歩の続きです。お昼時、大川内山(伊万里)の近くにある民家レストランに入りました。 「伊萬里亭…